2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00620A11)
募集終了

国名
インドネシア
職種コード 職種
G102 環境教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1
任地のスンバルン郡 活動拠点のビジターセンター リンジャニの森林消失地帯

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

環境林業省

2)配属機関名(日本語)

リンジャニ国立公園

3)任地( 西ヌサトゥンガラ州ロンボク島東ロンボク県 ) JICA事務所の所在地( ジャカルタ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

リンジャニ国立公園は西ヌサトゥンガラ州ロンボク島に位置し、標高3,720mのリンジャニ山周辺に広がる公園である。山頂付近には美しい湖を湛え、インドネシア随一のトレッキングコースを有した観光地として人気で、UNESCOのジオパークネットワークにも登録されている。1997年に国立公園となって以来、公園事務局は固有の生態系調査および保護、森林保全、持続可能なエコツーリズムの模索、ガイド等への環境保護資格者認定、および公園区域内に居住する46村の住民への環境教育など様々な活動を行っている。年間予算は約140万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

リンジャニ山の東地域の住民は、トレッキング客からの観光収入、野菜栽培で生計を立てている他に、狩猟や家畜飼育を営む者もいる。牛の放牧に必要な牧草を得るため、公園内森林地域での伐採や野焼きを繰り返し行った結果、完全に樹木が失われ草原化したエリアが生じている。更に、2018年のロンボク島での地震以来、森林のない地点の地盤がゆるみ、観光の要であるトレッキングコースの閉鎖や、生活水源の喪失などが深刻になり、自然破壊だけでなく地域住民の経済にも直接影響するようになった。しかし、地域住民の環境への知識は未だ低く、自らの習慣の結果という自覚に乏しい。従って、集中的な地域住民への環境教育とともに、地震後の地域復興につながる支援が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

標高約1,200mの地域に住み、国立公園スタッフと協力して以下の活動を行う。

1.国立公園の状況の把握、および野焼きや森林伐採を行う地域住民の生活を調査する
2.地域住民に対し、森林や生態系を保護することの大切さを伝える環境教育を実施する
3.国立公園スタッフ、および地域住民と協働し、標高約1,400m植林予定地への植林を支援する
4.可能な範囲で、地域住民へのエコツーリズム、森林と共存生活するための知識共有を行う
5.可能な範囲で、日本人が誰でも知っている、身を守るための基本的な防災教育を地域住民へ行う

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プロジェクタ、ホワイトボード、ワイヤレススピーカー

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
公園 東・中央ロンボク地域統括(40代男性 大卒)
公園スタッフ 森林レンジャー3名(30-40代男性 高卒)

活動対象者:
国立公園スタッフ
東ロンボク県スンバルン郡の地域住民

5)活動使用言語

インドネシア語

6)生活使用言語

インドネシア語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(男性) 備考:配属先の希望

[学歴]:(高卒) 備考:査証取得に必要

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:査証取得に必要

[参考情報]:

 ・自然保護やエコガイドに関連する活動経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

インドネシア側の査証手続きの都合により、他国の同隊次より赴任時期が1~2か月程度遅れます。自衛隊勤務経験者及び海外における軍歴保持者には査証が発行されないため、本案件には応募いただくことができません。活動場所の中には片道30-45分のトレッキングが必要となる場所も想定されています。