2017年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00917A01)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/3 ・2017/4 ・2018/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

ケダ州教育局パダントラップ教育事務所特別支援教育課

3)任地( ケダ州クアラヌラン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

パダントラップ教育事務所管轄区内の特別支援教育に係わる業務全般を担当しており、ダウン症、聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症・学習障害など発達障害のある生徒の受け入れや登録、特別支援教育担当教員の質の向上にかかる研修の実施、モニタリングをおこなっている。管轄区内には特別支援学級が設置されている一般学校が小学校6校、中高等学校4校ある。事務所配属の特別支援教育担当は1名。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マレーシアでは教育省管轄の特別支援学校(聴覚・視覚障害)と州教育局が管轄する一般校に特別支援学級を設置して障害児教育を実施している。教育大学での特別支援教育教員の育成は開始しており、各学校には特別支援教育の学位や修士を持った教員も指導にあたっているが、ほとんどの教員は短期間の研修を受けたのみで障害児教育の専門的な知識や経験に乏しい。そのため、障害の特性に合わせた教育の導入が課題であり、現在マレーシア国内で活動中の隊員はTEACCHやABA(応用行動分析)などを取り入れた活動や情操教育に取り組み評価を得ている。また、教師の補助をする支援要員への専門的な助言を行う事で障害児を取り巻く環境の底上げが期待されている。ケダ州では障害児・者支援隊員として特別支援教育の現場に多くのボランティアが派遣されているが、都市部から離れ、海外の教育方法を導入する機会の少ない当該地区から要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

隊員は4ヶ月から6ヶ月毎に特別支援学級設置の学校を巡回する。巡回校はプライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)とセカンダリースクール(日本の中学1年生から高校2年生)がある。
1. 教員と一緒にクラスに入り、ADHDや自閉症などの発達障害のある生徒への指導上の課題やニーズを拾い上げ、改善のためのアドバイスを行う。
2. 個々の障害特性に合った教材・教具の作成や使用方法を共に考え、実際に授業に用いる。
3. 体育や音楽教育の重要性を示し、現地の教師がそれを実施できるように支援する。
4. 支援員に対し、トイレ介助やその他支援方法の指導を行い、より障害の重い児童の受入れ体制を整える支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

楽器(オルガンなど)や職業訓練用のキッチン、淡水魚養殖のプール・学校菜園などがある学校もある。

4)配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート1名(経験20年、男性、40歳代)
特別支援学級教員(年齢22歳から50歳前後の男女、経験1年から15年)
支援要員(年齢22歳から35歳前後の男女、経験1年から10年の公務員)

各支援学級の生徒は5-9名で、各学校最大7クラス

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭又は養護学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:教員とのバランス

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員にアドバイスするため

[参考情報]:

 ・特別支援学校・学級での教員経験

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】