【配属機関概要】

3）任地（ サバ州プタタン ） JICA事務所の所在地（ クアラルンプール ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、教育省傘下の特別支援教育サービスセンターの一つで主な業務としては、障害のある児童の検査、教育相談、リハビリテーション、特別支援学級担当教員の技術指導を実施している。教育省特別支援教育局では、全ての子供たちに教育を受けさせることをスローガンに事業を実施している。州内には盲聾学校1校と特別支援学級が各地域の主な小中学校にある。スタッフは1名のみであり、特別支援教育分野には他国のボランティアは派遣されていない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

マレーシアの特別支援教育は州立の小中学校に特別支援学級が併設され、教員と教員資格を持たない支援員が障害児の教育に携わっている。教員の多くが特別支援教育の専門ではなく、短期間の研修を受けたのみで授業を実施している。教員の多くが障害児の指導方法がわからず、児童の障害にあわせた授業の実施等、日本の教育現場では普通に行われていることが実施できていない。障害児教育は現場の状況や障害児の障害にあわせた指導が求められているため、ボランティア要請に至った。ボランティアは1カ月から3カ月ごとに巡回校を移動し指導にあたる。障害児の多くは知的障害、ダウン症児、自閉症児等が多いが自立度は比較的高い。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

巡回校には、小学校と中等学校(日本の中学1年から高校2年)がある。
1.現地教員と一緒にクラスに入り、自閉症児等、発達障害児の指導上の問題点や課題を指摘し、改善のためのアドバイスを行う。
2.生徒の障害や発達の程度に合わせた個別指導要領を導入し、学習内容の改善と学習内容に合った教材の使い方等を指導する。
3.音楽や体育が授業に取り入れられていない学校が多いため、体育または音楽の授業を紹介し、授業に導入できるよう支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

学校により所有している機材が異なるが、図画工作用具、楽器(リコーダー、カスタネット)等があり、オルガンやプールのある学校もある。

4）配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート1名(経験10年、男性、40歳代)
特別支援学級教員(年齢22歳から40歳前後の男女、経験1年から15年)
支援要員(年齢22歳から35歳前後の男女、経験1年から10年、教員免許は無い)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・特別支援学校または学級での教員経験

【地域概況】

【特記事項】