要請番号(JL00917B01)
募集終了
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ラジャ・プルマイスリ・バイヌン病院 精神科付属 メンタリ・サイミー地域センター
3)任地( ペラ州イポー ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先が所属する病院はペラ州の州都イポーにある公立の総合病院で救急・外来・入院やリハビリテーション施設を含む広大な敷地を持つ病院である。病床数は約1000床、16の診療科があり、マレーシアでも3番目に大きな公立病院である。メンタリ・サイミー地域センターは精神科付属の地域センターとして、病院から車で20分ほど離れたサイミー クリニック内に2012年に設立された。精神疾患のある住民が地域に根差した社会生活を送れるよう、外来も含め利用者の就労支援やリハビリテーションを実施している。設立後まもなくはリハビリテーションや小規模作業所が活動の中心であったが、2016年1月から就労支援を開始した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国保健省は、「障害者の権利に関する条約」(2008年署名/2010年批准)において「精神障害」が明記されたのをきっかけに、国内での精神保健福祉に取り組み、全国の公立病院系列に22か所の就労支援等を行う地域センターを設立した。この取り組みの中心的存在であるメンタリ・スラヤン地域センター(スランゴール州)の設立と同時期に青年海外協力隊(ソーシャルワーカー)が配属され、利用者の就労支援を現地のスタッフと協働して実施した。日本におけるこの分野の支援方法を取り入れ、現地のニーズに沿った活動を行ったことが評価され、その活動を全国に展開すべく今回の要請となった。マレーシアにおける精神疾患への理解や支援は近年本格的に始動したばかりであり、利用者のニーズに合った就労先開拓、就労先への精神疾患の説明や就労後のフォローアップなどより実践的な支援や、日本における支援方法の紹介などに期待がかけられている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
ラジャ・プルマイスリ・バイヌン病院 精神科とメンタリ・サイミー地域センターにおいて以下の活動が期待されている。
1. 就労支援: ニーズにあった就労先開拓、就労前訓練、就労先への疾患の説明、就労後の定期的なフォローアップを同僚に提案し、ともに実施する。
2. セルフアドボカシー(権利擁護活動)と啓発活動: 同僚と協働して、利用者や地域ボランティアを巻き込んで就労に結びつくような啓発活動を提案する。
3. 小規模起業支援: 利用者の収入となるような、手工芸品などJVが経験のある分野の紹介を行う。
4. 余暇活動の推進: 利用者が余暇時間を楽しめるよう、スポーツや芸術、音楽などの中から可能な分野に取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
作業スペース、個人ロッカー、PC、調理器具やオーブン、手工芸品やスポーツ用具など
4)配属先同僚及び活動対象者
病院勤務の担当精神科医(40代、女性)
サイミー地域センター所属でカウンターパートとなるのは4名、医師(40代、女性)、作業療法士(30代、女性、経験6年)、看護師(20代、女性、経験4年)、医療アシスタント(20代、女性、経験3年)
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(社会福祉士)
(精神保健福祉士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚に合わせるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚に合わせるため
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)