要請番号(JL00918B02)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ヌグリ スンビラン州教育局ポート ディクソン支所
3)任地( ポート ディクソン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機鉄道 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はポートディクソン教育事務所管轄区内の特別支援教育に係わる業務全般を担当している。聴覚障害、視覚障害、知的障害、自閉症・学習障害など発達障害のある生徒の受け入れや登録、特別支援教育担当教員の質の向上にかかる研修の実施やモニタリングをおこなっている。管轄区内には特別支援学級が設置されている一般学校のプライマリースクール(日本の小学校1年生から6年生)が13校、セカンダリースクール(日本の中学1年生から高校2年生)が7校ある。事務所配属の特別支援教育担当は1名。他州の特別支援学級へのボランティア派遣は現在も実施しているが、同州の特別支援学級への派遣は初となる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マレーシアでは中央教育省管轄の特別支援学校(聴覚・視覚障害)と各州教育局管轄の特別支援学級(一般校内に設置)において教育を実施している。各学校では特別支援教育の学位や修士を持った教員も指導にあたっているが、ほとんどの教員は通常学級の教員免許を持っているのみで、短期間の研修を受けた後、特別支援学級配属になる事が多く、障害児教育の専門的な知識や経験が少ない。マレーシアでは特別支援学級であっても、座学重視のカリキュラムが主のため、障害の特性に合わせた教育の導入、TEACCHやABA(応用行動分析)などを取り入れた授業、情操教育への取り組みが課題である。障害に合わせた支援方法をボランティアから学ぶだけではなく、介助員の役割とされ、教員が取り組むことの少ない日常生活介助技術習得の重要性を伝え、教員らのモチベーション向上を期待しての要請となった。自閉症やダウン症、比較的軽度の知的障害のある生徒が通学。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は4ヶ月から6ヶ月毎に市内の特別支援学級設置の学校を巡回する。
1. 教員と一緒にクラスに入り、ADHDや自閉症などの発達障害のある生徒への指導上の課題やニーズを探し、改善のための提案を行い、ワークショップを開催する。
2. 個々の障害特性に合った教材・教具を身近な素材で作成・使用する方法を紹介し、同僚教員と共に授業に用いる。
3. 中・高等学校では就労移行に関する支援手法の提案や、職業訓練(裁縫やバティックアート)へのアドバイスを行う。
4. 教員資格を持たない介助員や教員らと共により障害の重い児童の受入れ体制を整える環境作りに取り組み、生徒らが自立した活動ができるよう支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
職業訓練用のキッチン、学校菜園や、足踏みミシン、アート作品作製用の画材などが揃っている学校もある
4)配属先同僚及び活動対象者
カウンターパート1名(特別支援教育教員経験15年、男性、30歳代)
特別支援学級教員(年齢25歳から55歳前後の男女、経験1年から15年)
支援要員(年齢22歳から55歳前後の男女、経験1年から10年の公務員)
各支援学級の生徒は5-9名で、各学校最大5クラス
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭又は養護学校教諭)
(教諭免許(校種・教科不問))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚にアドバイスするため
[参考情報]:
・特別支援学校または学級での指導経験
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)