2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL00919B02)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ペラ州教育局

2)配属機関名(日本語)

ケリアン教育事務所特別支援教育課

3)任地( ペラ州ケリアン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+バス で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、ペラ州北部地区の特別支援教育の業務全般を担当している。知的障害や自閉症、学習障害など主に発達障害のある生徒の受け入れや登録、特別支援教育担当教員の質向上に係るモニタリングや研修の実施をしている。管轄区内には特別支援学級が設置されているプライマリースクール(日本の小学校1-6年に相当)が9校、セカンダリースクール(日本の中学校1年から高校2年に相当)が6校ある。同州の特別支援教育分野へは多くのJICA海外協力隊を派遣してきたが、同地区への派遣は初となる。比較的軽度の知的障害や学習障害などのある児童・生徒が通学している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マレーシアでは聴覚・視覚障害のみ特別支援学校で教育が提供されており、身辺自立ができる児童生徒は、一般校内に設置された特別支援学級で受け入れている。特別支援教育の学位・修士のある教員もいるが、ほとんどは通常学級の免許を持っているのみで、短期間の研修を受け、特別支援学級に配属される。当地では特別支援学級であっても教育=座学という意識が根強く、視覚教材の導入など、障害に合わせた支援が浸透していない。ペラ州教育局には十数年前よりSV, JVが派遣され、障害種別に応じた支援方法を紹介しており、理論は浸透しつつあるが、現場のニーズに沿った導入経験が乏しい。環境整備や視覚支援などの実践的な支援方法の紹介、TEACCHやABA(応用行動分析)の具体的な支援方法の提案を期待しての要請となった。教育省は2019年1月に重度障害のある児童の入学推進を発表し、今後は重度障害児の受け入れも増えると予想される。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

4-6か月ごとに地区内の特別支援学級設置の学校(プライマリー・セカンダリー)を巡回する。
1.担当教員と共にクラスに入り、合理的配慮に基づいた環境整備等、実践的な支援方法を具体的に示しながら提案する。
2.個々の障害に合わせた教材を身近な素材で作成、個別に応用利用する手法を紹介し、同僚教員とともに実践する。
3.支援要員に、トイレ介助や身辺自立に係る具体的な支援方法を提案し、より障害の重い生徒の受け入れ態勢を整える。
4.難聴や弱視などの児童生徒を受け入れる事もあるため、様々な障害種別に応じた支援方法を提案し、同僚教員と実施する事が期待されている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

楽器や学校菜園のある学校もある

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 教育事務所担当(教員指導15年以上、男性・40歳代)
特別支援学級教員(22歳から50歳前後の男女、教員経験1-10年)
支援要員(教員資格なし/22歳から40歳前後の男女、経験1-10年)

活動対象者: 6歳から19歳までの児童生徒

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(教諭免許(校種・教科不問))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:同僚に指導するため

[参考情報]:

 ・特別支援学校の経験は3年以上

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】