要請番号(JL00919B15)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性家族地域開発省社会福祉局
2)配属機関名(日本語)
ルマ・エサン高齢者施設 クアラ・クブ・バル
3)任地( スランゴール州クアラ・クブ・バル ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
社会福祉局では、障害者・子供・高齢者・青少年・災害時の支援など社会的弱者の支援を行っている。高齢者部門では、入所施設の運営、高齢者のエンパワメント、移動手段提供等を管理しており、配属先は主に入所施設の管理運営を担当している。配属先では、身寄りのない60歳以上で所得のない高齢者のうち、自分の意志がありかつ感染症等の問題がない場合、福祉局の審査後、以下施設で受け入れいている。身辺自立が可能な場合は、マレー半島に10か所ある入所施設で、身体障害等があり寝たきりの場合は2か所ある入所施設。(サバ・サラワク州除く)高齢者の入所施設へのJICA海外協力隊派遣は初めてとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
入所者のほとんどは脳梗塞などの後遺症から身体障害、またはアルツハイマーなどの症状や精神障害があり、寝たきりの高齢者である。入居者のうち、38名が車いすなどを使用することが可能であるが、それ以外は終日ベッドの上で過ごしている。配属先となる高齢者施設は入居者104名に対して、看護師11名、理学療法士2名、ケアギバーと呼ばれる介助者39名で対応している。看護師は医療面に携わることがほとんどで、毎日の余暇活動は理学療法士がリハビリテーションとは別に実施している。介助員は高校を卒業したのち、専門的な教育はほとんど受けないまま、保健省に採用され、病院や施設に派遣されるため、生活介助や安全確保、環境整備などは医師や看護師の指示に基づいて実施しており、担当によりばらつきがある。マレーシアでは高齢者に対する理学療法の経験を持つものが圧倒的に少ないため、知識の共有を期待してのJICA海外協力隊要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚理学療法士とともに、以下の活動を行う。
1. 入居者の身体機能レベルに合わせ、身近なもので機能改善や機能保持のリハビリテーションを実施する。
2. 介助員が実施可能な生活介助方法やリハビリテーション等を提案し、指導する。
3. 寝たきりの状態を改善するため、理学療法士や看護師、介助員に対して褥瘡予防や、移乗の方法などの紹介をする。
4. 入居者に対しての安全面確保や環境整備などを提案し、導入する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
リハビリテーションルームにある昇降台等の簡易リハビリ設備
4)配属先同僚及び活動対象者
施設長(50歳代・女性)
副施設長(40歳代・男性)
理学療法士(高齢者施設の経験1-5年20-30歳代・男女)
看護師 11名(20歳から50歳代の男女)
介助員 38名(20歳から50歳代の男女)
ソーシャルワーカー3名
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚を指導するため
[参考情報]:
・要介護高齢者施設での経験
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)