要請番号(JL00919B16)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済省企画院
2)配属機関名(日本語)
サバ体操協会
3)任地( サバ州コタキナバル ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はサバ州青年スポーツ省に登録されているNGOで、子供たちに器械体操、新体操、集団演技の3競技を州立施設で指導している。新体操は、女子選手(5歳から18歳)が平日の放課後と週末の日中の時間を使い練習している。体操協会は父兄によって運営され、予算の多くは選手からの月謝で賄われているが、サバ州スポーツカウンシルからの補助金もある。マレー半島の都市部に比べると競技レベルはまだ高くなく、競技人口が小さいため、実践の場が少なく、選手のレベルアップが課題である。2019年7月まで青年海外協力隊が活動し、2019年2月より1名の選手がナショナルチームの強化選手として選抜された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在、就学前からシニアまでが選手登録しており、指導はコーチ1名、アシスタントコーチ(兼選手)とJVで行っている。練習ができるのは州立施設の体操場に設置している競技用マット1面のみのため、派遣中のJVが練習内容やクラス分け、練習時間などを見直し、就学前クラス以外は1回3時間の練習を週3回確保できるよう工夫した。マレーシアには、国際ルール以外にマレーシア独自のルールや「クラシフィケーション」と呼ばれる技術レベル承認審査があり、それをクリアしないと全国大会に出場できない、全体の人数に対してコーチの数が圧倒的に足りないなどの制約があり、他州に比べて基礎体力、基礎技術の強化に後れを取っている。少ない練習時間と制限のある施設等の課題を乗り越え、多くの選手を育成するための創造性のあるコーチング技術の提案、選手、現地コーチが楽しく競技に取り組めるような支援が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
サバ州のチームが全国大会で上位入賞できるように以下に取り組む
1. マレーシア独自のルールを理解するとともに、国際ルールに則った指導法、演技構成や大会出場申請書類の準備・記入方法等を現地コーチと共有し、コーチのレベルアップを目指す。
2. 基礎体力、基礎技術向上の為の練習計画とトレーニング内容を改善する。
3. 選手に向け直接指導をし、日誌等を利用して選手たちのモチベーションアップを計りつつ怪我の予防等について競技以外の知識も高める。
4. 団体競技だけではなく、ナショナルチーム加入を狙えるような個人選手の強化にも取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
新体操フロア(一面)、CDデッキなどの音響設備
4)配属先同僚及び活動対象者
コーチ1名:29歳(コーチLevel 1,指導歴7年)、アシスタントコーチ:16-18歳(資格なし、選手兼務)
・コーチレベルは4段階あり、1はもっとも初級
選手:就学前約45名、小・中学生約68名、ジュニア・シニアの約120名(全国大会で8位入賞レベル)
※指導上英語が必要な場合もある
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:女子チームの指導のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(競技経験)5年以上 備考:指導時に見本となるため
[参考情報]:
・指導経験3年 国際審判資格(FIG)
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
平日は午後から夜間、週末は日中の指導があり、遠征等で休みは不定期