【配属機関概要】

3）任地（ クダ州ビドン ） JICA事務所の所在地（ クアラルンプール ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 鉄道+車 で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先である社会福祉局は高齢者、児童、障害者、母子家庭、青少年者更生、自然災害支援を主な業務としている。障害者支援では、入所施設や就労移行訓練センター等の運営の他、州内に48か所あるCBRセンター(地域リハビリテーションセンター)の管理・監督をしている。各CBRセンターは、地域の代表者が設立し、地域のボランティアが有償スタッフとして利用者を支援しているが、運営費の一部と有償ボランティアの人件費は社会福祉局の年間予算で賄っている。現在まで手工芸や早期療育、就労支援などの分野で隊員派遣の実績があり、2019年よりコミュニティ開発の隊員が活動している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国では障害者支援の場として地域の障害のある就学前の子どもから成人がCBRセンターを利用している。特に学校教育修了後には小規模作業所や就労移行支援センターとしての役割がある。2009年に開始したJICA技術協力プロジェクトで「ジョブコーチ」制度を導入し、CBRセンタースタッフにも資格を持つ者がいる。現在でも地方では家族でも障害に対する理解がまだ少なく、今後より多くの障害者が就労し、地域社会で生活できるよう、過去の隊員が築いた就労支援の仕組みを元に更なる環境づくりと地元企業との関係づくり強化を目指しての要請となった。現在138名がセンターに登録し、40名以上が就労している。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚のジョブコーチと共に以下に取り組む。
1. より多くの障害者に就労の機会を提供すべく、現地企業のニーズを調査し、障害者の能力を引き出すような就労移行支援プログラムを企画・実施する。
2. 現地民間企業と関係を構築し、連携雇用やワークシェアなどの新しいアプローチを提案する。
3.ジョブフェアなどを利用して潜在的な就労希望者を見つけ、就労支援へと繋げる。
4.すでに就労している利用者へのフォローアップ研修やセルフアドボカシーを実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机やプリンターなどのオフィス設備、セミナールーム等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:施設マネージャー(男性/ジョブコーチ歴10年)CBRセンタースタッフ

活動対象者:地域の障害児者(脳性まひやダウン症、自閉症などの発達障害など主に知的障害)
及び家族、地元企業

【資格条件等】

[参考情報]：

　・障害者の就労支援の経験

【地域概況】

【特記事項】

任地は金・土曜が週末となり、日曜から木曜が活動日である