要請番号(JL00920A22)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性家族社会開発省
2)配属機関名(日本語)
クダ州社会福祉局児童課
3)任地( クダ州スンガイプタニ ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
社会福祉局では、障害者・児童・高齢者・女性・災害時の支援など社会的弱者の支援を行っており、児童課では児童の健全育成のため、学校外での多様な学習機会の提供として、州内低所得地区を中心に児童センター13か所を運営。管理運営は、各地区の社会福祉事務所に設置されている、警察・教育・医療の有識者やボランティアなど9名で構成される児童保護委員会が担う。各センターでは常勤ボランティア1名が日々の活動実施や利用者の登録、施設管理を行う。これまで同局障害者部門に隊員が代々派遣されており、2019年度より北部地区の児童センターにて隊員1名が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
児童センターは1997年から全国各地に開設され始め、子どもが放課後を健全に過ごせるよう広く開放している。各センターの子どもの登録数は100名前後、1日5-10名程の子どもが概ね午後2-6時に利用する。2部制の中等学校生徒のため、午前中も開館しているセンターや週末開館している所もある。子どもの登録・利用は無料であり、登録後は自由に利用ができる。子どもたちは学校の課題に取り組んだり、読書やTVを見たりして過ごす。低所得者向けの住宅団地内のセンターでは、薬物の使用や虐待・ネグレクトなどの問題を抱える家庭の子どもがおり、心理カウンセリングなどを実施。主な利用年代である思春期の子どもに向けた効果的なプログラムや野外活動などのアイデアの実践を期待して要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
スンガイプタニのセンターを中心に、南部地域の3-5センターを可能な範囲で巡回指導する。
1.スポーツ、ダンス、音楽、環境教育など地域のリソースを活かした活動を企画・提案・実施する。
2.少人数でも効果的、効率的な活動の提供やセンターの運営ができるよう、各センターの常勤ボランティア、地区社会 福祉事務所等と創造性をもって協働する。
3.同福祉局傘下の高齢者施設や、障害児者支援地域センター、NGOなどの横の繋がりを活かし、コミュニティ全体で子どもの成長を見守るようなあり方や取り組みを紹介する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
マレーシアの伝統的な遊び(チョンカッ等)、卓球、PC(各センター1台)、バトミントン、伝統芸能の楽器等、
センターにより近隣にサッカー場がある
4)配属先同僚及び活動対象者
地区社会福祉事務所担当(40-50代:経験10年以上) 1名
各センター常勤ボランティア(30代前後:経験1-10年) 1名
活動対象者:地域の児童生徒7-18歳
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:ムスリムの男子生徒が多いため
[学歴]:(短大卒) 備考:同僚にあわせるため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:子どもに関する活動
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
子どもと活動する時間帯は、平日は主に午後となるが、学校の長期休暇中は朝から子どもたちが施設を利用する。また、週末にイベント等を実施することもある。