要請番号(JL00921A08)
募集終了
2代目
・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性・家族・社会開発省
2)配属機関名(日本語)
サラワク州福祉局
3)任地( サラワク州シブ ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、障害者・子ども・高齢者・青少年など社会的弱者に対する支援を行っている。障害者部門では障害者の登録や支援・各種サービスの提供している。州全体で51か所にのぼる地域社会に根差したリハビリテーションセンター(CBRセンター)を管理しており、同福祉局に所属の各療法士による巡回リハビリテーションや小規模作業所の運営など障害者福祉の向上に取り組んでいる。全51か所のCBRセンターは南部(クチン)・中部(シブ)・北部(ミリ)に分かれ、各地域の支所が管轄しており、配属先である本部が全体を統括している。シブ支所はインフラが整っていない遠隔地(船またはヘリコプターが移動手段)にあるCBRセンターも管轄している。2019年度1次隊(作業療法士)が2020年3月まで活動した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国のCBRセンターは障害児・者の支援施設として、充実した障害者福祉サービスの提供を目標にしている。福祉局独自で各支所の言語聴覚士・理学療法士・作業療法士を採用している。小規模作業所運営の他、リハビリテーションや訪問指導等を行っている。知的障害を伴うダウン症や自閉症、脳性麻痺がある利用者が主であり、学校に進学できない重度障害がある子どもや、学校卒業後に就職できなかった成人が多い。各CBRセンターでは有償ボランティアが働いているが、障害分野に関する知識が不足しているため、福祉局主催の研修等の機会を活用し研鑽を積んでいる。また、CBRセンターにより十分な療育が行われていないなどの課題もある。CBRセンターにおける障害者福祉のサービス拡充、個別および集団療育の質の向上、広大な範囲を効率よく管理・支援するための知見共有等を期待しての要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は本部に所属し、中部支所管轄エリアのCBRセンターの巡回を通じ、同僚療法士と主に以下の活動に取り組む。
1. 障害特性に応じた支援や技術の提案、身近な素材を利用した自助具やリハビリテーション器具等をCBRセンタースタッフに紹介する。
2. 利用者の日常生活活動自立のために、感情コントロールや日常生活スキル向上のアクティビティを考え推進する。
3. 各CBRセンターの強みと弱みを配属先と共有し、特別支援教育に関する研修会や勉強会を企画運営する。
4. 交通機関が船のみの遠隔地にあるCBRセンターへの巡回を含め、効率的な巡回方法について意見交換・助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ミシンやさおり織り機などがあるが、各CBRセンターによって異なる。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚:
作業療法士(女性30代 経験3年)、
理学療法士(女性30代 経験3年)、
活動対象者:各CBRセンター主任(経験5年~)、
利用者は主に知的障害を伴うダウン症や自閉症、脳性麻痺等がある幼児から成人まで
5)活動使用言語
マレー語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚に指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
COVID-19の影響により、赴任時には「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性があります。