要請番号(JL01216B10)
募集終了
6代目
・2017/1 ・2017/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
貿易産業省ボホール州事務所
3)任地( ボホール州タグビララン市 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、経済成長による住民の生活の質の向上を目指し、消費者保護の為の公正取引の監視及び産業雇用の創出と投資促進を実施する貿易産業省の州政府機関(ボホール州全域を管轄)。所長以下4部局21名の職員がおり、JV所属予定部局となる産業振興課製品開発セクションは、中小零細企業への設備投資・事業資金投資、商品企画・商品デザインの提供、ビジネススキル・商品開発スキル養成のためのワークショップの開催、トレードフェア開催等多岐にわたる業務を行っている。現在配属先5代目となるJV1名(デザイン)に加えドイツGIZボランティア1名(旅行産業開発)が活動中である等、各国のボランティア受入経験が豊富である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
4代目JV(デザイン)が、州内の中小零細企業は、いくら良いデザインを提供されてもその通りに品物を制作する能力と設備が整っていないという根本的問題を解決するため、米国マサチューセッツ工科大学が発案した市民に開かれたモノづくり工房(FabLab)の任地への導入を考案。配属先を含めた複数のフィリピン政府機関とJICAの協力により、2014年5月に州立ボホール島大学内にフィリピン初のFabLabが設置され、運営が開始された。現JVは、州内の中小零細企業や手工芸品製作を行う女性グループ等に対しFabLab利用に係るセミナーやワークショップを実施しFabLab利用を通した商品開発や品質改善を促進している他、配属先が主催するモノづくり系イベントの企画/運営支援、任地のタグビララン市役所と協同でプラスチックごみをFablabで製作した機器を用いて住民が再生/加工/商品化するプロジェクトにも協力している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.プラスチックごみ再生利用プロジェクトに係る、再生プラスチックを用いた商品開発をFabLabで行う。
2.州内の中小零細企業や住民に対し、FabLabの利用啓発に係るセミナーやワークショップを実施する。
3.州内の中小零細企業への商品デザインの提供、市場調査に基づいたデザイン戦略の構築や販売の支援をする。
4.プラスチック以外の製品に利用可能な地元素材の開発と、それに係る設備開発をする。
5.モノづくり系イベントにおいて、Fablabに係る製品の展示、セミナーやワークショップを企画/実施する。
6.ボホール島大学の産業デザイン学科の学生に企業でのデザインの実践経験を積ませる一方、同時に企業の製品の
デザイン改善にもつながる産官学協力事業を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
レーザーカッター、CNCミリングマシーン、CNCルーター、3Dプリンター等FabLab標準機器。プラスチックごみ再生利用のための機器(ヒートプレスマシーン)。義足製作用3Dプリンター。その他事務機器。
4)配属先同僚及び活動対象者
所長:女性 50代
産業振興課製品開発セクション
チーフ:女性 40代
主たる同僚:男性2名 40~50代
その他同セクションには5名の職員が勤務。うち2名は臨時職員でありボホール島大学産業デザイン学科の卒業生がデザイナーとして勤務している。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他(セブアノ語)
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・商品デザインの経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
事務所から空港まで車で1時間。個別案件であるが、国立ボホール島大学に派遣されるボランティアと連携した活動が見込まれている。