要請番号(JL01217A05)
募集終了
2代目
・2017/4 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
セブ州ギナティラン町役場農業事務所
3)任地( セブ州ギナティラン町 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はセブ島南西部に位置し、人口1万6千人程度の小さな町役場。町は14の村(バランガイ)からなる。町役場年間予算は1億4千5百万円程度で、職員数99名。JV配属となる農業事務所には6名の職員(正職員2名、臨時職員4名)がおり年間予算は450万円程度。農民/漁民の生計向上を目的とし、農業開発計画の立案、農民/漁民に対する日常的技術指導/普及、病害虫防除、各種研修の実施等のサービスを提供している。現在、農業事務所にJV(1名)の他、観光事務所にKOICAボランティア(1名)を受け入れている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピン政府は2010年に有機農業法を制定し国家として有機農業の推進に取り組んでおり、配属先は初代JV配属により、町役場所有地にデモファームを設立。持続可能な農業生産技術指導をCPと共に農民グループへ実施。しかし有機認証は最低3年の移行期間が必要であるため、認証には至っておらず、後任者の要請に至った。
農業事務所はこれまでに好気性コンポスト作製、緑肥被覆作物利用、野菜ポット苗生産と移植、ドリップチューブ潅水、病害虫防除、年間栽培計画表作成、バイオチャコール生産プラント、簡易アクアポニックスを実施し、後任者にはこれらの継続とさらに有機肥料作成指導が期待される。また町役場の観光事務所と協力し、農産品を用いたお土産品作成の支援のほか、耕作地表土が雨風により浸食し痩せているので、カカオ、黒胡椒、コーヒーなど多年草作物への転換・推進や収穫後の工程技術指導、マーケット開拓も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.有機農業技術を浸透、普及させるための啓発活動、資料作成に協力する。具体的には同僚とともにデモファームを活用し、有機野菜栽培技術が進んだ農民グループから途上段階の農家及びグループへの技術指導を実施するためのガイダンス的役割を担う。
2.州農業省が推進する有機肥料作成技術の指導協力。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC, プリンター等事務機材、山間部へ農業用資材・機械の運搬用車両(ドライバー付)
4)配属先同僚及び活動対象者
町長 男性50代
農業事務所長 女性 40代
主な同僚 農業技術者 女性 30代
その他農業事務所には4名 いずれも男性 40-50代
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学 備考:学術に基づく助言を要する
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導経験に基づく助言を要する
[参考情報]:
・有機農業の実務経験
任地での乗物利用の必要性
単車(小型自動二輪免許が必要)
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・事務所から空港まで車で1時間。セブ空港からバスで約3時間