要請番号(JL01217B12)
募集終了
・2018/1 ・2018/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
オルモック県病院
3)任地( レイテ州 オルモック市 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
任地はレイテ島の西海岸に位置するオルモック市(人口16万人)、レイテ島西部の中心都市で110の村(バラインガイ)から成る。配属先となる県病院の職員数は200名(正規職員120名、臨時職員80名)で年間予算は約3千3百万円。レイテ島西部における中核病院の位置づけで周辺の町では対応できない病状の患者を受入れている。所属する産科の職員数は20名(正職員は12名)。配属先では「若年層(18歳以下)の妊産婦のケアに関するプロジェクト」を実施している。過去に技プロ「東ビサヤ地域母子保健サービス強化プロジェクト(2010年7月-2016年7月 )」が実施されており、関係者内のJICAの認知度は高い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンの出生率は2.98(2014年世界銀行)とアジア地域内でも高いレベルを保っており、産科と小児科は特に患者数が多い状況である。配属先も年間2600件程度の分娩を行っている。かつては自宅分娩が多かったが、施設分娩を進める法整備と島内の道路事情の向上とともに施設分娩率が高まり、妊産婦の死亡率が低下した。しかしながら病棟内における妊産婦ケアの体制は十分とは言えず、病院長は院内の環境整備およびケアの向上を目標に日本の妊産婦ケアに関する知見を持つ青年海外協力隊(JV)の要請に至った。 配属先は現在「若年層の妊産婦ケアに関するプロジェクト」を実施しており、JVには同プロジェクトにかかわりつつ、院内の看護体制向上に向けた取り組みを期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先が実施する「若年層の妊産婦ケアに関するプロジェクト」に関し、以下の活動を行う予定。
1. 若年層の妊婦に対する産前・産後のケアに関する業務全般の支援(業務補助、教材作成など)を行う。
2. 産科病棟内の妊産婦ケア体制の向上に向けた取り組み(5S活動など)の支援を行う。
・昨年度、同病院における若年層の出産は全体の16%を占める
・JVは同国の医療免許を取得できないため、直接的な医療行為はできず、保健分野での活動となる。
・レイテ島西海岸地域の町の地域保健事務所で活動する保健分野ボランティアとの連携した活動も期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンターなどの事務機器。
4)配属先同僚及び活動対象者
病院長:女性 50代
協働者となる職員:助産師 女性 30代
産科病棟の職員:看護師 12名、助産師3名、その他5名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた指導が必要なため
[参考情報]:
・助産師の資格
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
事務所から空港まで車で1時間。当国では免許取得に関し、看護師および保健師は4年、助産師は2年、看護師の方が社会的地位が高く、日本とは異なる。現地では職位を気にする方も多い為、職種を看護師としている。