要請番号(JL01218B03)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
ラパズ 中央小学校
3)任地( レイテ州ラパズ町 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はレイテ島中部に位置するラパズ町(人口約2万人)にある小学校。小学校全体の年間予算は約120万円。全校児童850名、全職員数35名。ラパス地区内にある小学校の代表校として、教員研修や新しい教育手法の実施などの取り組みを実施している。なお、隣接する地域(タナワン)の小学校にて青年海外協力隊(小学校教育)が活動しており、双方の連携を通じた協力も期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンでは2013年に「基礎教育改革法案」が制定され、段階的に義務教育期間の延長(10年制から12年制に変更)が施行されるなど、教育環境の変化と共に授業カリキュラムも大きく変更されている。新しいカリキュラム(K to 12 プログラム) では、児童が自ら考え行動するなど、主体的な学習を児童に促すことが教員に求められている。教育省はそれを実施するために、公立学校でも電子教材を積極的に取り入れるなどし、情報通信技術(以下、ICT)を利用した授業の実施を推奨している。しかし、未だパソコンなどの使用に慣れていない教員は多く、パソコンを使用出来ても教員から児童に知識を伝達するだけの一方通行の授業展開に陥っている。配属先としては教員が電子機材やICTを利用し、児童が積極的に学習に取り組める体制づくりを目指しており、JICAボランティアが要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
JVは小学校に設置されている機材を利用しながら、教員が電子教材やICTを利用した授業が行える体制構築をめざし、以下の活動を行う。
1.教員に対し、ICTを用いた授業を行うために必要なソフトウェア(ワード、エクセル、パワーポイント、パブリッシャー)の
使用方法指導の研修立案、実施支援を行う。
2.コンピュータクラスの授業をモニタリングし、授業内容の質向上に向けたアドバイスや教材作成の支援を行う。
また付随的な活動として、隣接する小学校の教員に対し、ICTを用いた授業を行うために必要なソフトウェアの利用方法等の研修などが求められることが予想される。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC(7台、ネットワーク接続済/OS:Windows10)、プリンター等事務機器。利用するソフトウェアはWord, Excel, Power Point,Publisherなど
4)配属先同僚及び活動対象者
学校長:40代女性
教員:30名(20代~50代)
主たる同僚:30代女性(ICT担当1名)と他3名のコンピュータ授業を担当する教員
活動対象者:PCの授業に携わる主たる同僚4名と小学校4年生~6年生の児童。(約250名)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:経験に基づく助言を要する。
[参考情報]:
・ITパスポート取得か同等以上の知識・能力
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・事務所から空港まで車で1時間。フィリピンにおいては免許の関係上、JV単独での児童への直接授業を行うことができないため、指導はチームティーチングもしくは試演授業の形式となる。