要請番号(JL01218B07)
募集終了
2代目
・2019/1 ・2019/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁 ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
ドゥマゲッティ酪農協同組合(DFADCO)
3)任地( 東ネグロス州ドゥマゲッティ市 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は東ネグロス州の州都ドゥマゲッティ市と周辺地域の酪農家で構成される酪農協同組合が所有する2008年設立の牛乳処理プラント。牛乳の品質維持管理及び加工を通じて、約60戸の組合員の所得向上を目的に運営されている。プラントには8名の職員が配置され、年間予算約1000万円。プラントに集められた牛乳の乳質検査、加熱殺菌処理、加工、販売を実施している。青年海外協力隊(JV)は、配属先が他の組合と共同保有しているプラント(牛乳加工、乳質検査設備あり)で主に乳質検査を行うが、組合農家への巡回指導やワークショップの開催も定期的に行うことになる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンの生乳自給率は1%と低く、主にニュージーランド、アメリカ、オーストラリアからの輸入に依存している。一頭当たりの乳量は8リットル/日で、日本の20-30リットルと比較しても著しく低く、一方で廃棄乳が10%近くにも上っていることが課題である。農業省は2018年に10か年計画で家畜・酪農拡大プログラムを策定し、乳牛の頭数を倍増させ、国内自給率を現在の1%から10%へ増加させることを目標としている。同任地の国家酪農局事務所では獣医・衛生JVが活動中であり、プラントでの検査結果に基づく農家への乳質改善指導や疾病の治療と予防、繁殖管理等を行っていることから、協働して地域全体の酪農技術レベルと酪農家の所得向上への貢献を目指す。2017年度1次隊で派遣された初代JVはプラントでの乳質検査および各農家へのフィードバック指導と共に、廃棄乳を利用した石鹸作りを行い、酪農家の所得向上を目指している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の活動を行う。
1. 乳質検査技術(体細胞数、細菌数、乳脂肪分、無脂固形分、乳蛋白、比重、水分)を同僚と共に改善する。
2. 乳質検査結果に基づき、酪農家に対し、飼養管理/衛生管理改善についての助言を行う。
3. チーズ、アイスクリームなどの乳製品や廃棄乳を利用した商品の開発を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
顕微鏡、ラクトメーター、ラクトスキャン(Milkotronic社製、乳脂肪分、無脂固形分、乳蛋白、比重、水分が測定可能)、牛乳処理プラント
4)配属先同僚及び活動対象者
プラント長: 男性 60代 獣医師
カウンターパート:30代男性(経験年数6年)
その他、牛乳加工、乳質検査、販売、会計、事務担当者がいる。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)畜産学 備考:同僚とのバランス
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・酪農分野の基礎知識
任地での乗物利用の必要性
単車(小型自動二輪免許が必要)
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語は地域における現地語