【配属機関概要】

3）任地（ チェンラーイ県ムアンチェンラーイ郡 ） JICA事務所の所在地（ バンコク ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1938年に大工養成学校として開校した本配属先は 1980年にチェンラーイ技術高等専門学校となった。現在は、 高校課程(3年制)、専門過程(短大、2年制)、学士過程(2年)を有し、高校では自動車科、電気機器科、機械科、メカトロニクス科等8学科がある。短大では情報技術科や材料学科加えた計10学科、学士課程では自動車科と電気機器科2学科がある。生徒数は約3,600人(2016学校年度)。教員数約150人。なお、本配属先はタイ北部にある技術高等専門学校の中で最も優秀な学校の中の一つと言われ、周辺各県からの入学者がある。www.ctc.ac.th

【要請概要】

1）要請理由・背景

電気機器科では、電気回路の基礎からモーターの制御等PLCやマイコンを使った自動制御装置等を教えている。しかしながら、PLCやマイコンを使った自動制御に関しては、教科書に書かれた内容程度しか教えることができておらず、その改善のため隊員の派遣要請となった。
電気機器科の学生は、高校課程の卒業者80%は本配属先の短大部等へ進学し、残りの20%の学生は地元や他県の工業団地の工場に就職する。短大部の卒業生のうち70%の学生は本配属先の学士課程や他校への進学し、約20%が工場等に就職、残り約10%が自営業に営む。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.同僚と協力して、主にPLC(Siemens社製、三菱社製等)やマイコン(Arduino)を使った自動制御に関する実習内容の改善への協力。
2.ロボットコンテスト出場ロボット製作等の学生プロジェクトへのアドバイス

※座学と実習の割合は各学年とも2対3であり、実習を重視した授業体系となっている。
※企業実習も学生には必修となっているため、その点も考慮した提案が必要とされる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各種実習用シミュレーションボード、PLC・マイコン回路キット、テスター、オシロスコープ、電圧計等の測定機器

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:教師21人。20代から50代。学士、修士
学生:520人。高校レベル280人、短大レベル223人、大学レベル17人
※実習は20人のグループごとに行う。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は配属先敷地内の教員住宅になる予定。第2コミュニケーション言語:英語(Cレベル以上が望ましい)。学校年度:5ー9月、11ー3月。