【配属機関概要】

3）任地（ チョンブリー県バーンブン郡 ） JICA事務所の所在地（ バンコク ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

タイのサイエンスハイスクールは、理数科に重点をおくカリキュラムにより、科学技術系人材育成を目指す1993年設立の男女共学、全寮制の中高一貫校である。タイ全国を12地域に分割し各地域に1校を設置。2010年から現在の理数科に特化したカリキュラムに変更。1クラス生徒数24人。中学は各学年4クラス、高校は各学年6クラス。設備、先生配置等も12校で同様。各校は日本のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)との姉妹校協定、国際交流基金からの日本語パートナーズ(NP)派遣、国立高専機構との連携等日本と深い関係を持つ。前任JV:2015-2017年派遣。HP: www.pccchon.ac.th

【要請概要】

1）要請理由・背景

中学ではMS-Office、Photoshop、プログラミングの基礎等が、高校ではハードウエア・ネットワークの基礎、プログラミング(Python, Java, PHP)等が教えられている。 レゴ社製マインドストーム(EV3)やマイコン(Arduino)を利用したロボット製作を通じたプログラミング演習等も行われる。Pythonは、Cに代わって2017年学校年度から導入され、2018年度からは中学1、3年生、高校2年生が学習している。さらに2018年度からデザインソフトSketchと3dsMaxの授業が加わった。授業では、教科書や演習教材に基づく標準的な内容が教えられているが、プログラミングやデザイン製作等の授業や生徒の課題研究において、専門知識や実務経験に基づく、より生徒の理解度を高める指導が望まれ、JICAボランティアの協力に期待が寄せられている。また、STEM教育も導入されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 主としてプログラミングやデザインに関する授業の補佐、同僚教員に対する知識共有、各授業におけるコンピュータを活用した授業改善提案等。(Python、Sketch、3dsMax)
2. 生徒の課題研究である学生プロジェクトへの支援。(英語での指導可)
3. 配属先が力を入れている日本の学校との交流に関する企画・連携プログラム等への協力。
4. サイエンスハイスクール派遣のJICAボランティアと協力して行う全12校を対象とする活動への参加。(UNITYを利用するタイ・日ゲームプログラミングハッカソン大会等)
※SSH姉妹校:学校法人市川学園 市川中学校・高等学校(千葉県)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピュータラボ3か所(Windows10、各ラボ24台ずつ)、インターネット(有線・無線)、 プリンター、プロジェクター他

4）配属先同僚及び活動対象者

コンピュータ科教員:5名。いずれも20歳から40歳代。学卒もしくは修士号取得者
学生:1クラス24名、中学1年生から高校3年生。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

学校年度:前期5-9月、後期11-3月。第2コミュニケーション言語:英語(Cレベル以上が望ましい)。住居:学校外のアパート(予定)。NP派遣対象校。