要請番号(JL01819B08)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
内務省
2)配属機関名(日本語)
ノンタブリー県保健局
3)任地( ノンタブリー県 ) JICA事務所の所在地( バンコク )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は同県及び近隣7県(ナコーンナヨク、ロッブリー、サラブリー、トンブリー、シンブリー、アユッタヤー、パトゥムターニー)を管轄する保健局で、地域住民のQOLの向上を目指し、地域における公衆衛生に関する啓発活動や保健・福祉サービスの提供、人材育成、サービスセンターの整備など、高齢者や障害者支援に関する業務を行っている。職員数は約120名。JICA海外協力隊の派遣実績はないが、同県に保健省があることから、医療施設などへの派遣実績は多数ある。ノンタブリー県はバンコクに隣接し、都市化が進む地域。6郡52地区から成る。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先があるノンタブリー県は人口約100万人、高齢者の数は人口の19~30%と言われており、高齢化が進んでいる地域の一つである。同局が行った高齢者を対象にしたスクリーニングによると(調査対象10万人)、自立的な生活を送っている高齢者は約97%という結果となり、これを受け、高齢者の健康寿命の増進を目指しデイケアセンターの整備に取り組むこととなった。デイケアセンターは現在5カ所が運営されているが、2019年中に、さらに21ヵ所の開設を目指している。一方、課題として、CBR活動を遂行する人材の育成、通所者のサポートを行うケアギバーの能力開発、高齢者数の急増などが挙げらており、これに対応するため、県内のデイケアセンターでの巡回活動を通じて、ケアギバーや保健ボランティアの育成、日本の地域包括支援の事例や知見共有、タイの高齢者に合わせた支援の方法に関する助言を求めたいとして本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1 現在運営されている5ヵ所のデイケアセンターを巡回し、ケアギバーや通所者に助言・指導を行う。
2 高齢者支援に携わるスタッフや保健ボランティアに対し、知見・技術を共有する。
3 日本の地域包括支援の制度に関する事例を紹介する。
※デイケアセンターにリハビリやマッサージを目的にやってくる高齢者が多いことから、身体機能に関する助言が求められる場合もある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
運動器具、歩行補助具、ベッド、色紙や色鉛筆などのレクリエーション用具など
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:
担当者7名(内高齢者担当者1名)
各デイケアセンタースタッフ(ケアマネージャー、看護師、理学療法士、作業療法士、ケアギバー等)
・活動対象者:
県内のケアギバー300人、保健ボランティア、通所高齢者など
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚らへの助言が必要なため
[参考情報]:
・高齢者支援、又は、
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(21~36℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
理学療法士や作業療法士の経験や知見、デイケアセンターや高齢者支援施設での経験があるとなおよい。同県は技術協力プロジェクト「高齢者のための地域包括ケアサービス開発プロジェクト(S-TOP)」のサイトの一つで、緩やかな連携が期待できる。