要請番号(JL01819B12)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
プンピン病院
3)任地( スラートターニー県 ) JICA事務所の所在地( バンコク )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、タイ南部スラートターニー県プンピン郡にある1941年に設立された郡病院で、スラートターニー県中心部から北西約12kmに位置する。総職員数は642名、内、医師9名、理学療法士4名、看護師71名、また、ベッド数は60床。同郡は8地区(42村)からなり、各地区に健康増進病院が配置されている。同配属先は、外来対応や院内での各種疾患クリニックの開催、また、健康増進病院との連携による寝たきり高齢者の巡回活動や、自治体との連携による高齢者クラブの開催などを通じて、地域の高齢者支援を行っている。現在、同県に派遣中の作業療法士JV(2017-2)が週1回程度の巡回活動を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
プンピン郡の高齢者数は2,800人と言われており、その内、約100名が閉じこもり、また、約50名は寝たきり状態とされている。2018年に中間ケアユニット(ベッド数12床)が開始して以降、コミュニティ病院として、急性期病院であるスラートターニー病院から送らてくる患者を受入れ、その中間ケアに積極的に取り組んでいる。毎週金曜日にはスラートターニー病院の作業療法士チームが来院し、ケアの支援も行っている。加えて、健康増進病院との連携による寝たきり高齢者の家庭訪問や院内で開催する高齢者クラブを通じて地域の高齢者支援を行っているが、一方で、高齢者支援の経験や、特に、嚥下障害のある患者のケアのできる人材が不足しているところ、高齢者支援に関する知見・経験を有する人材を求めて本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1 健康増進病院と協働で行う巡回活動に同行し、介護方法や介護予防などに関する支援・助言を行う。(週4回程度)
2 院内で開催される高齢者クラブでのアクティビティの企画・実施を行う(各月1回)。
3 中間ケアユニットで、嚥下障害のある患者へ嚥下食の助言や、健康増進・介護予防に関する助言を行う。
4 高齢者支援活動に従事する保健ボランティア、ケアギバーなどへ知見共有や助言を行う。
でのアクティビティの企画・実施する(各月1回)(70-80人対象)。
5 ニーズがあれば、院内のDPAC(Diet & Physical Activity)クリニックで、肥満予備軍の患者への指導と知見共有を行う。
※嚥下障害以外にも身体機能に関する助言が求められる場合もある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
中間ケア室にある各種リハビリ設備、訓練用ベッド 等
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:
中間ケアユニット長医師(30代男性)、看護師長(40代女性)
健康増進病院:ケアマネージャー8名(1名/郡)
・活動対象者:
寝たきり高齢者約100名、ケアギバー、保健ボランティア、高齢者クラブメンバー約220名
5)活動使用言語
タイ語
6)生活使用言語
タイ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚や家族、患者へ助言を行うため
[参考情報]:
・高齢者支援、又は、
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
言語聴覚士、または、作業療法士の経験や知見、デイケアセンターや高齢者支援施設での経験があるとなおよい。一職員として、現地職員と協働で、日本の知見を共有できる方。同県は技術協力プロジェクト「高齢者のための地域包括ケアサービス開発プロジェクト(S-TOP)」のサイトの一つで、緩やかな連携が期待できる。