【配属機関概要】

3）任地（ チャチューンサオ県タータキアップ郡 ） JICA事務所の所在地（ バンコク都 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は県内に設置されるコミュニティ開発局の支局であり、村を訪問して課題や特徴を見つけ、新たな収入源創出のために観光・商品開発、販路開拓に関するコンサルテーションを行う。ワークショップ等は主に県のコミュニティ開発局が実施し、配属先では年に1回程外部講師による勉強会を実施している。対象の村はオフィスから1～40㎞程離れた場所に位置する平地の農村部。職員3名で分担して週3回程のペースで訪問する。対象の村では、野生象の影響により農業のみでは生計維持が成り立たなくなっているため、新たな収入源の創出が課題である。現状はシルクや綿の布製品、竹製品、バナナやパイナップルなどの農業商品の開発が主であるが、観光開発による地域経済の活性化を将来の大きな目標としている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先管轄内では養蚕で成功している1つの村を除き、新たな収入源による生計維持は達成できていない状況である。中にはJICA技術協力プロジェクト「コミュニティ起業家振興プロジェクト(D-HOPE)」の対象地域として取り組んできた村もあるが、ここも同様に住民の新たな生計維持方法の確立には至っていない。配属先は、住民がよりよい商品開発を行い、自らの商品に自信を持って改善に努め外部にPRしていけるようになることを目指している。日本の地域おこしや地域物産紹介にみられるような、地域の新たな魅力を発見し発信する取り組みも実施したい考えである。隊員と共に地域の課題解決に取り組むことで新たな手法を取り入れることができると考え、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下の活動を配属先関係者と協力して実施する。
1.コミュニティの課題および特徴を捉え、地域住民による商品開発を支援する。
2.商品のオンライン販売など、販路開拓を行う。
3.商品や地域の魅力を発信し、タイ内外からの訪問者増加、商品の販売促進を図る。
4.地域おこしや地域特産品紹介等の事例を紹介する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、事務用機器(PC、プリンター等)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
職員4名(女性1名、男性3名、30～50代)

活動対象者:
47の村の地域住民

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・営業や販促、商品開発の経験

[参考情報]：

　・マーケティングの知識必須、経験有尚良し

　・広報媒体作成の知識・経験有尚よし

【地域概況】

【特記事項】

活動上も生活上もタイ語習得は必須。住居は、状況により村におけるホームステイとなる可能性もある。