2017年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02117A13)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育青年スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

タケオ州小学校教員養成校

3)任地( タケオ ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はカンボジア国内に18校ある小学校教員養成校の一つ。2年制で、高卒の学生が学ぶ。修了生は主にタケオ州内で小学校教員となる。教員数は約30名。学生数は1年生70名、2年生139名の計209名。クメール語、数学、理科、社会、英語、心理学、体育、音楽、図工などの授業がある。付近には付属小学校が置かれている。年間運営経費は約8千ドル。理科教育分野における同校への支援は、2012年までJVが2代に亘って派遣されたほか、2013年からは本省教員養成局配属SVが巡回指導を行ってきた。その他、JICAの理科教育改善プロジェクト研修参加、草の根技術協力のスキームでの広島県専門家派遣等が行われている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国の教育現場は、教科書の記載内容を暗記させるだけの授業が主流である。長期的な成長を見据えた人材育成の観点から、学習者の主体的な学びを促す指導への転換が必要であると教育行政側は認識しているが、歴史的経緯に起因する人材不足等の影響から、その取り組みは遅々として進んでいないのが現状である。同校においても、学習者主体の授業を行える教員の養成という点においては十分な指導が行えておらず、教員らの意識改革および授業改善が課題となっている。今後、実験や自然事象の観察、演習などを通して、より学習者主体の授業への転換を図っていけるよう、ボランティアとともに取り組んでいきたいとの配属先意向により本要請に至った。分数や小数、単位の換算等の理解が不十分なまま卒業する学生も少なくない現状から、算数・数学の指導法改善についても協力が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.カリキュラムに沿った実験・実習内容を同僚教員とともに計画・実施する。
2.実験室の整備を行い、実験器具や薬品の適切な扱い方を定着させる。
3.希望する学生に対して、理科実験の補習授業を行う。
4.算数教員とともに教科書に沿った計算ドリルを作成し、学生の計算力向上を支援する。
5.小学生向けの算数補助教材を作成し、算数教員や学生に紹介する。

(原則、各学年の理科授業数は週2時間、数学は週4時間)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

カセットコンロ、顕微鏡、温度計、磁石(方位磁針を含む)、豆電球、水槽、ガラス器具など

4)配属先同僚及び活動対象者

校長:男性50代
副校長:男性2名(50代または40代)
理科教員: 3名 (40代 男女)
数学教員: 3名 (40代 男女)
*理科・数学担当教官はいずれも中学校教員養成校卒(2年制)

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(中・高教員(理科))
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(指導経験)3年以上 備考:同僚との指導技術のバランス

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22 ~ 38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】