要請番号(JL02118B06)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
カンボジア閣僚評議会
2)配属機関名(日本語)
クメール・ルージュ裁判関連文書センター(LDC)
3)任地( プノンペン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
クメール・ルージュ裁判関連文書センター(LDC)は、日本政府からの資金協力により2017年6月に開設され、クメール・ルージュ政権幹部等責任者が行った非人道的行為等の罪を裁くカンボジア特別法廷(ECCC)で結審した事案の裁判文書写し、および関連文献や裁判の音声・映像記録を保管し、LDC施設内に設置されたPC等情報機器により、カンボジア国民だけでなく外国人にも情報を公開して、クメール・ルージュ政権による被害者の声を次世代に継承する場となっている。また、裁判関連の教育・研究リソースとして、司法関係者の能力構築に貢献することも期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
LDCは開設から間が無く、施設運営に必要な人材の確保が懸案となっている。特に裁判資料を公開するために構築されているネットワークと、文書・映像等の資料を閲覧するためのシステムの運用管理者、および、システムの機能を改善するための技術者の確保が必要な状況となっている。LDCのシステムは、関連機関であるカンボジア特別法廷(ECCC)に属する技術者により、Apache HTTP Serverを使用して開発したSystem Virtual Tribunal(SystemVT)と呼ばれる専用プログラムで構築されている。これらは現在LDC内専用ネットワーク上でのみ稼働しているが、今後インターネットに接続し、広く情報公開可能とするため、専用ネットワークとSystemVTのセキュリティ機能強化を計画しているが、LDCのIT部門職員の能力では実現困難なためJICAにボランティア要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.専用プログラム(System VT)の機能を、インターネット上で実行可能となるように改修する。そのための仕様検討、改修
作業計画の立案、作業の実施をECCCの技術者、および配属先IT職員と相談しながら行う。ただし、開発作業はボラン
ティアのみにより実施しなくてはならない状況である。
2.LDCのIT職員はWEBサイト作成ができる程度の技術力のため、同IT職員が改修後プログラムの運用・保守が行える程
度に技能が向上するよう支援する。
3.LDC施設内のネットワークについて、インターネット接続に備えてのセキュリティ対策、回線能力判定、機材の24時間連続運転の確保等、ネットワーク運営に関する事柄を確認し、改修が必要な項目と改修内容について配属先に提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC38台(開発作業用3台、情報閲覧用35台)OS:Windows10、Lenovo X3550シリーズサーバー(Windows Server 2012)、QNAP Storage(10TB)など
4)配属先同僚及び活動対象者
センター長(女性1名、40代)
広報担当官(女性1名、30代)
IT主任職員(男性1名、20代)
IT担当職員(男性・女性3名、20~30代)
ECCCのIT開発技術者(男性2名、30~40代)
5)活動使用言語
クメール語
6)生活使用言語
クメール語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理系 備考:配属先の人事要件のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:システム開発業務実施のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)