2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02119B20)
募集終了

国名
カンボジア
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

バッタンバン州病院

3)任地( バッタンバン州バッタンバン ) JICA事務所の所在地( プノンペン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は最大の地方都市であるバッタンバン州の総合病院であり、ベッド数270床、12病棟(内科・産婦人科・小児科・外科・ICU等)、医師59名、看護師138名、助産師78名を含む総スタッフ数は370名である。州内の高次リファラル病院として機能するとともに実習病院として年間500名程の看護学生、医学生を受け入れている。州内外の患者が受診するため平均ベッド占有率は、常に100%を超えている。特に外科・ICUは200%近くまで達することもあり、患者の療養環境改善が最重要課題となっている。これに対し、2017年半ばより日本の支援で外科・ICU・ERの新病棟が建設中であり、2020年初頭に完成予定である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国は過去の内戦の影響で医療面においても人材育成が遅れている。看護教育は3年制から4年制へ改定され、学士看護師も増えてきた。しかし、臨床現場での看護実践は、医師の指示による注射や創処置を黙々と行う定常作業に終始し看護の専門性が活かされていない。これに対し、活動中のSVは、看護過程を現場に導入することを目指し、看護職スタッフへの看護過程研修を続けている。今後は研修を修了した看護師が中心となって、看護過程をベースに看護的視点でケアを行うことを支援していく必要がある。更に2020年完成予定の新病棟では、ICUに人工呼吸器等の医療器材が入るため、患者の観察、医療器材の使用・保守、感染管理を含め救急外来・内科ICUの看護実践向上を目的に今回の要請となった。来院患者の多くが悪化した状況で受診するため、救急外来・内科ICUは常に多くの患者を抱え、専門医の不在、薬剤・器材不足から満足な治療が行われていない

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

日本とは異なる限られた環境の中で、看護的視点に立ち、患者・家族を含めたケアの実践ができるように積極的に現地看護師を導いていく。具体的には、以下の内容に取り組む。
1) 新病棟における救急外来・内科ICUの環境整備と感染予防対策の標準化
2) 看護過程研修修了者を中心とした看護過程実践への取り組み
・患者の観察方法とアセスメント・問題の抽出と看護計画・看護技術のアップデート(モニタリング方法・医療処置方法)
・看護評価のためのカンファレンス開催・看護過程に即した看護記録記載方法
3) 人工呼吸器を含めた医療機器の使用方法と保守管理

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室(デスク、椅子、共用PC)

4)配属先同僚及び活動対象者

救急外来看護師長(男性40代)
内科ICU看護師長(男性40代)
看護部長(男性50代)
副看護部長(男性40代・ICU看護師長兼任)
看護部アドバイザー(男性60代)
活動対象者:内科ICU看護師 12名・医師4名、救急外来看護師10名・医師4名

5)活動使用言語

クメール語

6)生活使用言語

クメール語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた指導が必須

[参考情報]:

 ・急性期医療経験(ICU、ER他)3年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(22~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・電気へのアクセスは毎日あるが、時折、停電あり。