【配属機関概要】

3）任地（ ルアンナムター県ルアンナムター郡 ） JICA事務所の所在地（ ビエンチャン特別市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ラオス最北部のルアンナムター県で、県内の産業振興を統括する組織である。中小企業や商店の登記に関わる行政手続きを主に実施しており、国内商業登録課、手工業管理課、商工業監査課、輸出入管理課、製品販促課などの部門から構成されている。職員数は約50名。県ならびに県内各郡支局の人件費を含めた年間予算は約100万円。一村一品(=ODOP)認証商品など、地域の特産品を集めた展示販売店の運営を行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

2000年代後半に政府によって制度化された地域特産品のODOP認証制度は、その地域で生産される原料を使用するなど、認証されるにはいくつかの条件がある。各県の産業商業局が認証業務にあたるとともに、生産者に対して品質改善等の助言を行っている。周囲に山々が連なるルアンナムターはラオス随一のアウトドアアクティビティ起点として観光客に人気の町で、また、中国南部から100-200年ほど前に移住をしてきた少数民族が多いことで知られている。これら少数民族が織りなす伝統工芸品が多くあるが、他県同様、仕上げのクオリティやパッケージ、デザインの面で改善の余地がある。配属先は一村一品登録商品の拡充、商品改良(品質、デザイン、パッケージ等)、現地で観光客を対象とした販売強化、さらなる市場拡大に向けた広報宣伝等の諸活動を強化したいと考えており、青年海外協力隊による協力が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.県の特産品について現状調査を行い、デザインやパッケージング、陳列の仕方を含む品質改善や新商品開発に
向けた助言や提案を行う。
2.県の産業振興のため物産を観光客および他県、他国のバイヤーにどうPRできるか考え、販促広報に結び付ける
ための活動を行う。
※参考:県のODOP認証済商品例:米酒、ごま油、 籐製品。
今後認証審査を行う予定の商品は、シルク布製品、お茶、木工製品など。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務机

4）配属先同僚及び活動対象者

・局長、副局長(スーパバイザー、男性、50代)
・販売促進課長(主要カウンターパート、男性、40代)
・他、販売促進部同僚2名(学士、経験5-10年、男女、20-30代)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】