要請番号(JL02417B06)
募集終了
2代目
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林省
2)配属機関名(日本語)
水産資源研究センター
3)任地( ビエンチャン特別市シーコッタボン郡 ) JICA事務所の所在地( ビエンチャン特別市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.8 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1970年に設立された同センターは、メコン河の水産生物を研究する研究ユニットと、各県の農林水産局養殖ステーションへ卸し販売する稚魚を生産するユニットがある。年間予算は約40万円で、種苗生産に必要な資機材がある。同ステーションは稚魚を生産し、ふ化後約1ヶ月の稚魚を一般の養殖農家に販売している。日本の国際農林水産業研究研究センター(JIRCAS)による、淡水エビの養殖にかかる生態研究の援助が入っている。ドナーによる養殖技術研修や学生の卒業研究などを受け入れている。2016年6月から前任者が活動を開始、現在ラオスで行われていないオニテナガエビの養殖プロジェクトに着手している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
養殖はラオス全域における食料安全保障や生計向上に直接関連する重要な産業である。水産資源研究センターは、行政の役割として、各県の養殖ステーションへ養殖種苗の供給を行うと同時に養殖技術を普及・指導するために、研究ユニットも併設されているが、ふ化用の水供給施設の老朽化による水管理の改善が進まないことに加え、1970年代から世代交代を経て継続利用されてきた親魚の形質劣化によって、同ステーションの種苗生産能力は低く、種苗生産技術を改善するための助言を期待されてJICAボランティアの協力が要請された。また、前任者が現在取り組み始めているオニテナガエビの養殖プロジェクトについて、着手し始めた段階の現時点で継続性は未知数だが、派遣時に継続されているようなら同プロジェクトの継続支援も求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.ふ化用の水供給システムの改善策を提案し、濾過槽の清掃を含め、メンテナンスしやすい構造に改造する。
2.養殖ステーションが実施している養殖技術を把握し、種苗生産性を改善するための支援を行う。
ホルモン剤調整のための計算方法についても支援が必要。(主な種苗対象はコイ、ティラピアなど)
3.オニテナガエビの養殖プロジェクトを継続的に行い、その普及と評価を行う。
ただし、現時点でプロジェクト開始を約束するものではないため、オプション的活動として捉えること。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ふ化槽等を有する種苗生産に関する養殖実習場(4.5ヘクタール)、成熟ホルモン剤、水温計、ソーラーパワーポンプ、飼料調整機、水質検査用マルチメーター、電子天秤(最後の2点は購入予定)
4)配属先同僚及び活動対象者
・研究所長(男性、50代、経験30年)
・カウンターパート(男性、30代、経験15年、英語可)
・同僚スタッフ(6名、男性、20-30代、経験3-10年)
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・水産系大卒または2年以上の実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)