要請番号(JL02420A07)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林省
2)配属機関名(日本語)
水産開発センター
3)任地( 首都ビエンチャン ナーサイトン郡 ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
水産養殖分野において住民や農家への普及の役割を担う同センターは、各県の畜産養殖事務所と8県にある種苗生産場の統括する役割を果たしている。2018年に日本の無償資金協力により施設建設と機材供与を受け、その機能強化への期待がますます高まっている。また同時に水産養殖の基礎研究の機能を担う水棲生物資源研究センター(以下LARReC)にも同様の研究機材が供与された。過去隊員の受け入れ実績はないが、上述LARReCに派遣中の隊員が機器の使用方法指導のため一時的に訪問した。年間予算は約USD23,000。研究機材は他タイ政府やハンガリー政府からも寄贈されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ラオス国民にとって淡水魚を主体とする水産物は動物性タンパク質摂取の約半分を占める重要な栄養源として認知されており、ラオス政府が取り組む栄養改善に寄与するものでもある。2018年に供与された機材の使用については、導入時にトレーニングは実施されたものの、スタッフの技術力はまだ不十分であり更なる支援が求められている。またデータの分析後の結果解析や、研究結果の活用までをスタッフのみで行うのは容易ではないため、得られた結果を基に新たな生産性向上を目指した提案が為される事も期待されている。配属先スタッフへのラボラトリーにおける共同研究とスタッフの研究機材使用にかかる技術向上を目指し、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と協議し、下記の活動の中から実施可能なものを行う。
1.配属先スタッフへ、新規に導入された測定器(脂質・タンパク質・繊維)・分析器等の使用法の指導・助言を行う。
2.センターが実施している養殖技術を把握し、上述の機器を活用しながら、種苗生産性を改善するための支援を行う。
(特に飼料分析や魚病診断に期待が高い)
3.センターで実施される各県職員や農家、実習生への研修に助言を行う。
4.分析や研究結果を利用し、新しい提案や実験を行い、種苗生産向上へ貢献する。
(生産性向上が確認できる事例ができれば、パイロット農家への普及も可)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
種苗生産棟、ミジンコ培養棟、中間育成池、水温計、水質分析機器、顕微鏡、電子天秤、水質検査マルチメーター、脂質・タンパク質・繊維測定器、PH/DOメーター、フラスコ、ビーカー
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
センター長 男性 50代
ラボラトリースタッフ9名 30代 経験10年未満
(水質分析3名、魚病魚種関連3名、飼料分析3名)
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:専門性が高い分野のため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:大卒の場合、必須
任地での乗物利用の必要性
単車小型自動二輪免許が必要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・農学系修士修了の場合、実務経験を必須としない(実験機器使用の経験を重視)