2016年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02616A02)
募集終了

国名
東ティモール
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・28/3 ・29/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

社会連帯省

2)配属機関名(日本語)

クリーブル・ドミン・ファンデーション
NGO

3)任地( リキサ県ティバール ) JICA事務所の所在地( ディリ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は2000年に、オーストラリアの慈善団体 Ryder-Cheshire Australia(RCA) によって設立され、2004年からティモール人が運営するようになった。総スタッフ数は39名ほどで、主に①CBR(コミュニティ・ベース・リハビリテーション)、②コミュニティ・ベース結核対策、③NGO滞在患者のケアの、3つのプログラムを展開している。JOCV派遣は2015年7月に始まり、臨床検査技師一名が結核対策プログラムを支援している。2015年12月現在、オーストラリア人の長・短期ボランティアがいる。年間予算(2015)は、ティモール政府等より約8万米ドル、RCAより約20万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

CBRプログラムは2007年に始まり、当初は18歳以下の子どもを対象としていたが、今は年齢の枠を設けていない。2010年調査によると障害者は国民の4.6%に相当し、リキサ県内には約7千名がいると言われている。隣のエルメラ県も対象としており、現在計286名を支援している。障害者の存在は、地域リーダーや医療従事者などから連絡され、身を隠している障害者と家族を説得し、時にはトイレ・車椅子などを提供することもある。NGOには20名まで受入可能な宿泊施設があり、通学しながらリハビリを受ける者もいて常時5~8名が滞在している。理学療法士は主にNGO内のセラピー施設にいる。毎日車で村々を回る3~4名のCBRチーム員は患者家族へリハビリの方法を教えているが、約6ヶ月の訓練を受けただけで専門に学んだ経験はない。これら関係者の技量を伸ばすには専門知識を持つ者の支援が必要であり、ボランティアの派遣が要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

以下のような活動が期待されているが、赴任後これまでの経験等について配属先と話合い、活動の詳細を決めていく。
1. NGOにあるセラピー施設で、同僚である理学療法士と共働しながら、その技術向上を支援する。
2. CBRチームとともに村々を回り共働するなか、チーム員の技量や必要とされる技術を把握して、レベルアップのための
講習会などを催す。
3. 過去のリハビリに関する記録方法、報告方法などを確認し、必要に応じて助言を行う。
4. その他、見出した課題について同僚・配属先と共有し、協力しあって改善していく。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

バランスボール、固定型歩行器、小児用起立台、エルゴメーター、治療用ベッド(複数)、卓球台、平行棒、姿勢鏡、トランポリンなど

4)配属先同僚及び活動対象者

・所長 男、大卒
・理学療法士 男1名、20代、インドネシアで3年勉強、経験2年
・CBRチーム CBRスタッフ2名、男、50代、経験7年/ソーシャルワーカー3名、男、40~50代、経験7年/メディアオフィサー1名、男、20代、経験2年

疾患:脳性マヒ、脊髄損傷、脳卒中、ポリオ、切断、ダウン症

5)活動使用言語

インドネシア語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導者となるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(23~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

実際の活動や生活では生活言語(テトゥン語)を使用するため、任地到着後に学習する。