要請番号(JL02616B06)
募集終了
2代目
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会連帯省
2)配属機関名(日本語)
ナショナルリハビリテーションセンター
3)任地( ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2005年に設立された東ティモールで唯一のリハビリテーションセンターである。理学療法、作業療法と言語聴覚療法によるリハビリテーション訓練、義肢装具と車いすの提供が可能。2010年にCBR部門が導入され、障害者を含めたすべての住民が住みやすい町づくりを目指している。2014年から地方への訪問診療が始まり、東ティモール全土の障害者へのリハビリテーション提供を目標としている。JOCV派遣は2013年に始まり、理学療法士、作業療法士、福祉用具の3隊員が活動中である。他にはポルトガルからアドバイザーが1名(管理、政策立案等)いる。年間予算は691,000USD(2016)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
センターではリーダーを中心に4名のスタッフが、毎日10名ほどの患者に対して理学療法を行っている。主な症状は、成人:脳卒中と骨折、子ども:脳性麻痺である。なお東ティモールのシステムとして、理学療法士たちは患者を評価したのちに指示を出し、患者へ直接対応するのは指示を受けたアシスタントである。アシスタントは専門教育を受けているわけでなく、その技量には課題も多い。そこでリーダーを助けながら、目標とする標準的な診療方法や基準を見出し、それを関係者の間で定着させるための支援が必要とされている。また現在センターは力点を地方に移しつつあり、首都へ来ることができない地方在住者のため地域を選定し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・車椅子製作技師・CBR課スタッフがチームを組んで出張診療を実行している。より多くの障害者を適切に効率的に支援するため、引き続きボランティア派遣が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
首都にあるセンターでの活動に加えて地方出張をするなかで、以下のような活動を行っていく 。
1. センターと地方出張で共働するなか、同僚である理学療法士やアシスタントたちへ技術を伝える
2. 同僚である理学療法士たちと協力して、アシスタントたちの技能向上を試みる
3. 同僚たちと協力して、センターにおける理学療法のガイドライン作成とその実践を目指す
4. 他職種の隊員・現地人スタッフと、それぞれの専門性を活かした共働を試みる /例:車椅子製作技師とともに、オーダーメード車椅子のための採寸、型の選定をするなど
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ランニングマシン、エルゴメーター、マルチジム(レッグエクステンションとチェストプレス一緒)、ベンチプレス、ダンベル、歩行器、平行棒(大人用・子供用)、治療台、姿勢鏡、バランスボール、起立台(小児用)
4)配属先同僚及び活動対象者
理学療法士3名
・女性1名:チームリーダー、30代、経験6年、インドネシアの専門学校卒業 ※CP予定
・男性1名:アドバイザー、50代、インドネシア人(契約は2017年6月まで)
・男性1名:30代、経験6年、インドネシアの専門学校卒業
アシスタント
・女性1名:20代、経験1年、資格無し
5)活動使用言語
インドネシア語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚を指導する立場になるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
実際の活動や生活では生活言語(テトゥン語)を使用するため、任地到着後に学習する。