要請番号(JL02617A09)
募集終了
2代目
・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
バウカウ県病院
3)任地( バウカウ中心部 ) JICA事務所の所在地( ディリ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当国第二の都市にある同病院は1985年に設立された。同県を含む近隣3県を管轄する総合病院で、内科、外科、婦人科、整形外科、救急、手術室、薬剤課、検査室、外来等がある。日に約250人の外来患者が来院し、ベッド数は約140床である。キューバ人、フィリピン人、ケニア人といった外国人医師や看護師、技師も複数名勤務しているが、医療機器や医薬品には限りがあり、重症患者は首都や国外に搬送することとなる。隊員の派遣は2014年(薬剤師)に始まり、現在栄養士、理学療法士隊員が各1名活動中である。配属部署となる栄養課では、栄養介入・治療、母乳育児促進、家族へのカウンセリン等のサービスを実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
「乳幼児の約半数が栄養不良の状態」とあるように、国民全体の栄養状態改善は当国の深刻な課題である。しかし人々の栄養や健康などへの理解は極めて低く、十分に知識・経験を積んだ医療従事者が不足している。バウカウ県病院には栄養士が2名おり、医師の指示に従って各疾患に対応したメニューを組み、給食指示を行っている。調理スタッフは4シフトを組み、朝食・昼食・夕食の3食と2回のおやつを供給している。入院患者と病院スタッフのための毎食数は、160以上である。しかし現場で確認できる普通食の給食には、揚げ物(フライか、素揚げ)と、野菜を油で炒めて塩で調味したもの、砂糖を多用したデザートが並んでおり、カロリーや栄養バランスについて改善の余地がみられる。初代隊員が現場スタッフと共にこれらの課題に取り組んでいるが、栄養への理解を促進し入院患者の栄養改善を図るには、専門知識を持ちあわせた人材が引き続き必要とされている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.栄養に関わる管理体制を支援することにより、より栄養価の高い給食サービスの供給をできるようにする
2.委託業者による病院での給食サービスの現状を確認し、サービスの内容や管理体制、施設管理方法などを向上させるための支援計画を、栄養課、病院と話合いながら計画する
3.上記計画に沿って現地人栄養士、スタッフたちの能力向上を、協力し合いながら実行していく
4.いずれは病院スタッフ(医者、看護師など)や入院患者への栄養教育支援も期待される
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、調理施設
4)配属先同僚及び活動対象者
チーフ栄養士:男性、40代、インドネシアでdiploma、1993年より就労 ※カウンターパート予定
栄養士:男性、30代、インドネシアでdiploma、昨年より就労
調理スタッフ:12名(男性3、女性9)、2名はインドネシア統治時代から就労、残りは5年超
の経験
5)活動使用言語
インドネシア語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導する立場になるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(23~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
実際の活動や生活では生活言語(テトゥン語)を使用するため、任地到着後に学習する。