2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02617B11)
募集終了

国名
東ティモール
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3
配属先の外観 クリニック長を務めるシスター マウベシの街の様子

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

クリニカ・サンジョアキン(マウベシ郡ヘルスセンター)
NGO

3)任地( アイナロ県マウベシ ) JICA事務所の所在地( マウベシ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同県には4つの郡があり、各地域にはヘルスセンターやヘルスポストが設置されている。同センターは保健省スタッフが従事する同郡唯一のヘルスセンターであり、2008年に保健省の認可のもと、カトリック系(カルメル修道会)のシスターにより設立された。主な業務には、母子保健、栄養、健康促進、感染症(結核・ハンセン病・マラリア・デング)対策、家族計画、緊急対応のほか、移動診療プログラム(以下SISCa)がある。住民約25,600人の健康を支えている。保健省から年間800万円程度と必要機材や薬剤等が配布される。
業務時間は8:00-14:30(SISCa巡回時には18時までかかることもあり)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

全国的に実施されているSISCaは、医者や看護師などの医療スタッフが各地域を巡回訪問し診療の形で医療を提供するもので、同郡では2008年より実施されている。現在郡内には9つの村(62地区)があり、週2回(各村月1回)のペースで巡回診療に赴いている。巡回時にはヘルスセンター業務が滞ることも多く、住民に対する十分な医療ケアができているとは言えない。保健環境は医療機関がなかった9年前に比べると改善されたが、低栄養児の数が多い割に対応する人材が不足しており、丁寧なフォローが行き届いていない。5歳未満の低体重児は農村部で48%に達し(世界子供白書2015)、妊婦の貧血改善も課題となっている。SISCaに従事するスタッフを含む住民が、健康や食生活に関する適切な知識を普及させるため、青年海外協力隊の協力が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

上司や同僚(看護師等)と相談・協力して、以下の活動を行う。
1. センターに来訪する母子を対象に、栄養改善をはじめとする健康促進に役立つ資料を作り、住民に必要な健康維持と疾病予防に関する教育を促進する。
2. 週に2回、移動診療車によるSISCa巡回をチームで行い、住民/患者の健康改善・モニタリングを行う。
※SISCaでは母子保健を中心とした栄養改善、感染症対策(マラリア、デング、結核、ハンセン病等)に焦点を当てている。
3. 現地の看護師に対し、知識・技術を共有する。
4. 活動の中で見出された課題の解決策を関係者と共に検討しながら、実施していく。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ヘルスセンターの車両、椅子、机
(保健省にも複数の健康促進と予防に関する啓発媒体あり、積極的に利用することをすすめる)

4)配属先同僚及び活動対象者

・センター長(女性50代、シスター)
・医療関係者11名:医師2名(キューバで資格取得)/助産師2名/看護師4名(シスター3名、保健省派遣の看護師は30代、経験8年)/ほか薬剤師、栄養士、臨床検査技師各1名、正式な資格を持たない者もいる
・対象者:地域住民(センター来訪者/SISCa参加者)

5)活動使用言語

インドネシア語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(16~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

自然に包まれた情緒溢れる21世紀初の独立国で、健やかな未来を一緒に作りませんか?人が温かい町での素朴な田舎生活を楽しめます。体力ある方歓迎! 実際の活動言語はテトゥン語で、任地到着後に学習します。