2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02618B09)
募集終了

国名
東ティモール
職種コード 職種
H110 薬剤師
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

医薬品・医療用品サービスセンター(SAMES)

3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は通称SAMESと呼ばれており、2004年に設立、医薬品の保管、配送を担当している。現在発注は保健省から海外にある医薬品会社へ行われ、調達された物品はSAMESの倉庫に保管後全国の医療施設へ配送される。東ティモールには、国立病院が1、県病院が5、また13県全てに保健局があり、その配下にはコミュニティー保健センター、ヘルスポスト、移動診療ポストが配置されていて、それぞれで医薬品と医療用品が使用されている。2018年までニュージーランドの民間会社が発注・在庫管理システムを構築して利用が開始していたが、今後当国の会社のシステムに変更となる。現在初代薬剤師とコンピュータ技術隊員が活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

SAMESから国立病院と県病院へは月1回、県保健局へは4ヶ月に1回の定期注文・納品が実施されている。最大の課題は、医薬品・医療用品の欠品である。一例としてバウカウ県病院(2014年より隊員派遣)では、発注品の5分の1しか納品されず、100種以上が欠品で治療に支障が生じている。保健省は2016年中に医薬品会社への発注を年2回に増やすことで、欠品問題の解決を目指している。しかしその一方で、SAMES自体にも課題が見出される。東ティモールの大学に薬科が開設されたのは2013年で、その前は2010-2012年にかけて国立衛生研究所が1年間の薬剤師訓練コースを開講していた。現薬剤師の主たる業務は、倉庫にある薬剤を注文表に従って仕分けすることと在庫数の管理に限られている。国際基準に合った薬剤供給、在庫管理、品質管理等を遵守するには専門知識を持つ者の支援が必要であり、ボランティアの派遣が要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

自身の経験を生かして、同僚たちと共働するなかで、国内における質の高い医薬品のスムーズな流通を支援する。
1. SAMES内部にある課題とニーズを把握・分析し、自身に協力できることを配属先と共有する。
2. 国立病院・県病院、保健局への注文・納品に合わせて、全国の医療機関を訪問し、地方現場の状況と配送の実態を
確認し、SAMES外部にある課題を分析した上で解決策を協議し共に解決に向かう。
3. 上記2点の活動から見出された、薬剤供給、在庫管理、品質管理などについての課題を解決し状況を改善するための
支援計画を、同僚薬剤師・配属先スタッフ、および各医療施設スタッフと協議し実行する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、コンピュータ

4)配属先同僚及び活動対象者

総職員数 58名
・カウンターパートは品質管理部門の薬剤師 (女性、30代、インドネシアの専門学校卒、
経験5年)
・その他、保管倉庫部門に薬剤師アシスタントが2名在籍
ともに30代女性で、国立衛生研究所の薬剤師コース(1年間)修了、経験5年

5)活動使用言語

テトゥン語

6)生活使用言語

テトゥン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(薬剤師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:全国の薬剤管理部門であるため

[参考情報]:

 ・在庫管理経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

同僚に知識・能力が不足していても、根気良く、あたたかく、相手への配慮をもって支援・協力ができる人を歓迎します。