【配属機関概要】

3）任地（ ディリ県ディリ ） JICA事務所の所在地（ ディリ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

2005年にNGOとして設立され、2013年に国の組織となった。当国唯一のリハビリテーションセンターで10部門から成る。義肢装具と車いす等の提供、理学療法と作業療法によるリハビリテーションが可能。2010年にはCBR部門が導入され、障害者がコミュニティの中で暮らしやすい支援を目指している。2014年からは地方への訪問診療が始まり、全土の障害者へのリハビリテーション提供を目標としている。青年海外協力隊員(JV)派遣は2013年に始まり、これまで2代の義肢装具士(福祉用具)JV、2代の作業療法士が派遣され、現在理学療法士(2代目)が活動中。2015年に作業療法課から独立し言語聴覚課が設立された。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同課が設立されて間もないため、JVを受け入れることで同課に新風を吹き込み、効率・効果的な働き方ができるようになることを目指したい。言語聴覚士は全国に1名存在するのみで、これまでアシスタントと共に言語聴覚療法を必要とする患者へリハビリを提供してきたが、2つの公用語の他、方言が30以上ある当国のリハビリ現場が抱える困難は数多い。JVと共に働く中で、発音が不明瞭な人や話せない人が早く話せるようになるための新たなメソッドを学び、より質の高いサービスを提供できることを目指している。センターは首都へ来ることが難しい地方在住者のため、3ヶ月ごとを目安に地域を選定しチームを組んで出張している。CBRチームが地域から患者を連れてくるシステムを構築中であるが、恩恵を受けられていない人がまだ数多い。より多くの障害をもつ人を適切に効率的に拡大支援していくことが求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下のような活動を支援する 。
1.同僚やアシスタントとともに働くなかで、患者へセラピーを行う(両親へのトレーニングを含む)
2.課長と共に勉強会を定期的に企画・開催する中で、個々の同僚に必要と考える技術・知識(セラピーやマッサージ方法、患者への指導方法等)を伝授する
3.課内の全体業務(或いは連携する課の関連業務)の中で、改善のための具体案を提言・助言し、共に実施する

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

治療用玩具
※患者の送迎用車両あり

4）配属先同僚及び活動対象者

・課長(言語聴覚士、20代女、インドネシア大3年生の免許取得)
※2019年に1名資格取得し帰国予定
・アシスタント:3名(20-30代、女1名、男2名)
・活動対象:8-10名/日(脳卒中、ダウン症・学習障害・脳性まひ・聴覚障害児)
※児童が多い。成人の聴覚障害者は関連NGOへ紹介している

【資格条件等】

[参考情報]：

　・成人から小児まで幅広い経験があると尚可

【地域概況】

【特記事項】