2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02619B01)
募集終了

国名
東ティモール
職種コード 職種
H131 栄養士
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

ディリ国立病院 栄養・薬局部門

3)任地( ディリ県ディリ ) JICA事務所の所在地( ディリ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

東ティモール国最大の総合病院で、ベッド340床。外国人医師も多数在籍しており、患者は全国から紹介を受け、集まってくる。教育や研究の場も提供している。栄養課への海外協力隊員の派遣は初めてとなるが、薬局へは3代の隊員が過去に派遣されている。また同課へは、保健省配属の隊員が時折病院の現場の現状把握のため訪問しており、日本人や海外協力隊員に対する理解は醸成されつつある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国は、5歳未満児の低体重児が農村部で約半数に達するなど、世界で低栄養児が最も多い国の1つ。保健環境が改善されつつある一方で、住民は基礎的な食材や料理に関する知識が乏しく、調理法にも偏りがあり、食事が健康に与える影響を意識していない。低栄養となる原因としては、貧困、知識不足、不衛生等が挙げられる。同病院では、2021年までに栄養課の病院食提供や患者への栄養指導等を国際水準にするべく、改善の助言ができる人材が要請された。同国および同病院には管理栄養士が皆無で、食事療法の知識を持つ人材がいない。課長や同僚、医療関係者等と連携して、同課の業務全般に関し、改善につながる活動が求められている。食事が健康へ与える影響を意識していない患者に対して、食事療法に関する適切な知識を伝えるほか、管理栄養士としての知識を同僚に共有することが期待される。病院独自のガイドライン作成も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.病院食(朝食、昼食、夕食のほか、間食2回)のメニューが保健省マニュアル通りの栄養基準を満たすものかを、日々モニタリングし、指導する。また食材やメニューの質・味、調理法等に関する助言を調理者に対し行い、患者の疾病に応じた料理を提供できるようにする (医者の院内巡回に同行し、疾病に応じたメニューの提供を行う)。
2.院内の患者および、在宅へ戻った患者が栄養に関する知識を得て生活に役立てられるよう、視覚に訴える食事療法の資料を作成する。資料の提示やカウンセリングを通して栄養教育を行う。
3.勉強会や日々の活動の中で、同僚への食事療法に関する知識を共有する。
4.同課に必要とされる課題をまとめ、支援する(施設管理方法、栄養サービスに関わる支援計画策定等)。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

調理施設、調理器具一式(委託業者持ち)、低栄養児モニタリング用の体重/身長計
保健省からのマニュアルやサンプルメニュー(妊婦とその家族、23ヶ月・59ヶ月以下の子供向け)

4)配属先同僚及び活動対象者

・栄養課長(40代男性、栄養士3年コース卒) ※カウンターパート予定
・ほか栄養課職員10名(男女、30-40代、栄養士3年コース卒)
・調理担当(委託業者派遣、40名程度、マネージャー、栄養担当者など)
・入院患者(とくに低栄養児、心臓病、高血圧)

5)活動使用言語

テトゥン語

6)生活使用言語

テトゥン語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はインドネシア語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(栄養士)
    (管理栄養士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への助言が求められている

[参考情報]:

 ・基礎的なPC能力(資料が作成できること)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】