【配属機関概要】

3）任地（ ハノイ市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ベトナム女性連合は国家予算が分配され、国民の意見を吸い上げる役割を担っており、各省庁と同等レベルの影響力と発言力を持つ政治・社会組織である。その傘下に、女性の能力・スキル・教育レベル・社会的地位の向上促進を目的として、2007年に女性開発センターが設立された。2011年には大多数を占める働く女性職員を側面支援すること、家庭内暴力や人身取引支援の強化を目的に、附属の幼稚園が政府認可を受け、配属先研修部内に設置された。園児たちは主に配属先職員、地方組織からの研修員や地域グループの子どもたちであるが、被害女性の子どもたちや被害に遭った子どもたちも、一時的に受け入れることもある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先附属の幼稚園が教育内容の充実を図り、組織に関連する女性が安心して子供を預ける環境を整え、彼女らが実施するプログラムやその享受により専念することで、女性の社会進出・復帰や能力向上の促進を目指している。同園は、教育訓練省が定めたカリキュラムに従って教育しているが、ライフスキル(整理整頓・自己肯定・人間関係等)やエクササイズ(体操・運動ゲーム・リトミック等)プログラムについて、教諭の知識が不足しており、内容が乏しい状況である。そこで、直接園児への授業を担当しながら、教育内容の充実を図ることのできるJVが要請された。
教諭に対するキーボード奏法と音楽授業の支援のため、2017年3月まで音楽JVが活動中である。また、女性連合傘下の女性学院附属幼稚園へも同時に幼児教育JVを募集予定である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下の活動を配属先の一員として協力して行っていく。
1.ライフスキルとエクササイズプログラムを園児へ実践し、その内容を園長や同僚教諭と協力して改善・充実させていく。
2.授業で使用する教材(絵やカードなど)の作成と使用方法について支援する。
3.同僚教諭が新しいプログラムを担当できるよう支援する。
4.このほかに幼稚園の行事・発表会等に参加し、支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プリンター、コピー機等の一般事務機器、CDプレーヤー、歌の本・CD、キーボード

4）配属先同僚及び活動対象者

・女性開発センター研修部長・園長1名(女性/40代/英会話可能)
・同僚6名(20～30代/女性/全員幼稚園教諭免許あり)
・園児50名(①1～1.5歳、②1.5～3歳、③3～5歳※現在は1～5歳の幼児・児童を同じクラスとし、試験的に縦割り教育を行っている。)
・研修部スタッフ4名(大卒・修士)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】