2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02716B09)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2
病院外観 リハビリテーション科 数少ない作業療法道具

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

アンザン省人民委員会

2)配属機関名(日本語)

アンザン省総合病院

3)任地( アンザン省ロンスエン市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

アンザン省総合病院は、1907年に設立された省内最大の病院であり、病床数650床、医師約140名、看護師約400名、技師約40名を含む総職員約800名が在籍している。年間外来患者約48万名、入院患者約6万7千名を受け入れている。2011年に設立されたリハビリ科は、医師1名、技師7名が所属し、1日約60名の患者を治療している。2016年に病院の移転が行われ、新病院のリハビリ科には広いスペースが確保され、規模も人員も拡充を予定している。これまで2名の理学療法士JVが派遣され、その活動は病院や患者から評価されてきた。他国支援として、ユニセフからリハビリ機材の支援を受けている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベトナムでは近年、リハビリ技術の発展に伴い作業療法への関心が高まっているが、作業療法士(OT)に関する資格制度や養成機関はないため、優秀な人材の確保が難しい状況にある。リハビリ科の技師等は1日約60名の患者に対し理学療法を実施しており、その内約20名の患者に対し、リハビリの一環としてペグボード等を使った簡単な自主リハビリ指導、歩行練習を実施している。作業療法に関する知識も技術も乏しく、日本で作業療法経験のあるJVが要望されている。JVには、患者への日常生活動作練習や歩行練習実施に加え、カウンターパートを中心に技術支援を行い、現地OT人材育成を支援する。また神経内科や整形外科等に対しても作業療法の理解を広めていくことが期待されている。院内では医師の日など記念日行事やバドミントンやサッカー等のスポーツなど、イベントも盛んであり、そうしたイベントに積極的に参加し交流できるJVが求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の一員としてC/Pと協力しながら以下の活動を実施し、作業療法に重点を置きながらリハビリテーション全般の質の向上に協力する。
1.主に脳血管障害患者に対して、日常生活動作指導や歩行練習を実施する。
2.2ヶ月に1度、リハ科スタッフに対して、作業療法基礎について勉強会を実施し資料を作成する。
3.院内他科の医療従事者に対して、作業療法の理解を広める。
4.院内イベントに積極的に参加し、可能な範囲で支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業療法室:作業療法机、椅子、ペグボード
リハビリ室:低床ベッド、平行棒、歩行練習用階段、バランスボール

4)配属先同僚及び活動対象者

リハビリ科科長(医師/男性/40代後半/大卒/整形外科専門)
技師長(女性/40代/大卒/理学療法経験17年)
カウンターパート(女性/30代/大卒/理学療法経験6年)
同僚理学療法士5名(男性1名/女性4名/20代後半/理学療法経験4~7年)
対象患者:主に回復期における脳血管障害患者

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:応用力が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は、病院からの紹介先でのホームステイとなる予定。