2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02716B13)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業農村開発省

2)配属機関名(日本語)

ベトナム国立農業大学穀物開発研究所

3)任地( ハノイ市ザラム区 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1956年設立のベトナムで最初の国立大学の一つであるハノイ農林大学を前身とし、2008年にハノイ農業大学と改称、2014年に農業農村開発省傘下の大学として現名称となる。農学系学部のほか、文系の学部も含む13学部、大学院、5研究所からなる。学生数約33,900名、教職員数約1,300名。同研究所は、2005年に設立され、ハイブリッド米のほか多様な作物の育種を研究している。各国の大学との共同研究や学生?教職員の交流を活発に実施。1998年~2004年にJICAの技術協力プロジェクト「ハノイ農業大学強化プロジェクト」を実施、2010年から2015年まで「作物品種開発プロジェクト」が実施された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同研究所は、稲作研究所として2005年に設立され、改称を経て現在に至る。JICAが2010年~2015年に実施した「ベトナム北部中山間地域に適応した作物品種開発プロジェクト」において、イネのDNAマーカー育種の基盤構築、イネの短期生育・高収量・病虫害抵抗性の有望系統の開発に関わっているが、それ以外にも香りの良い米、耐病性・耐暑性のトマト、耐寒性のインゲンマメ等の育種にも取り組んでいる。プロジェクト以外では伝統的育種法による研究が現在の主要な研究手法であるが、プロジェクトで導入されたDNAマーカー育種技術を多様な作物に応用できるよう、DNAマーカー育種に関する経験豊富なボランティアからの協力が求められている。同僚教員や院生に対する遺伝子育種に関するセミナーと基礎的実験指導、DNAマーカー育種に関する研究活動への支援が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

以下の活動について、配属先の一員として同僚と協力しながら可能な分野から実施する。
1.同僚教員及び院生の育種研究に対し、伝統的育種手法も含めて協力する。特にDNAマーカー育種の手法を利用した、トマト、インゲンマメ、トウモロコシ、イネ等の育種研究に協力する。
2.同僚教員及び院生に対し、遺伝子育種に関するセミナー及び基礎的遺伝子工学実験を実施する。なお、同研究所には遺伝子工学実験に必要な機材は無いため、実験は主に植物遺伝子工学科の実験施設を利用して実施されている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

実験圃場、(以下は植物遺伝子工学科実験室機材)PCRサーマルサイクラー、ゲル撮影装置、UVトランスイルミネーター、ミキサーミル、冷却遠心機、クリーンベンチ等

4)配属先同僚及び活動対象者

研究所長(男性/50代/博士/トウモロコシの育種)
副所長2名(男性/40代)
主な同僚教員8名(男性4名/女性4名/30代/博士1名/修士5名/学士2名)
その他職員38名(学士22名、修士10名、その他4名)
院生:3名

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)農学 備考:専門知識が必要なため

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・DNAマーカー育種の実務経験3年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

英語論文も活用する機会が多いため、英語力も必要となる。