2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02716B22)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
C105 バイオテクノロジー
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

アンザン省人民委員会

2)配属機関名(日本語)

アンザン省バイオテクノロジーセンター

3)任地( アンザン省ロンスエン市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同センターは、人民委員会科学技術局傘下の機関として2012年に新規に設立され、総務、バイオテクノロジー、教育・訓練の3課からなり、センター内に常勤する総職員数は14名。研究面では、植物組織培養に重点を置いた植物バイオテクノロジー、家畜と水産物を対象とする動物バイオテクノロジー、食品・環境面のバイオテクノロジーの3分野に分かれているが、新しい組織でもあり、現状では植物組織培養を利用した種苗生産と家畜(牛)の育種が主な業務となっている。現在の場所から約15㎞離れた場所に新センターが建設中で、2016年中には新施設の部分利用が開始される予定であるが、現センターも引き続き継続して利用される。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同省は農業が主要産業であり、高品質の農産物を効率的に生産することが持続的農業の発展のためには必要不可欠であり、政府もバイオテクノロジーの農業分野への積極的応用を推進していることから、同センターが設立された。キクの組織培養には2014年から取り組みを開始し、現在は節培養法による種苗の大量増殖を実施している。しかしながら、担当者の4名は経験が少なく、より低コスト、効果的、効率的な組織培養による種苗生産、ラン等の他の有用植物の増殖への拡大、育種への応用等のため、植物組織培養の知識、技術、経験を持つボランティアからの支援が求められた。現状の組織培養に対する改善支援のほか、有菌下簡易培養法、葯や花弁培養、茎頂培養技術によるウィルスフリー株の作出、育種への応用等、新しい技術の紹介と導入が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

赴任当初は語学力の向上、同僚との関係構築、技術内容の現状把握に重点を置き、その後配属先の一員として同僚と協力しながら可能な分野から支援する。
1.キクの組織培養による種苗生産に協力し、より低コスト、効率的な生産ができるよう支援する。
2.ラン、バナナ、イモ類等の他の有用植物の種苗生産が組織培養により効率的にできるよう支援する。
3.葯培養、花弁培養等の新技術の紹介を行うとともに、組織培養による育種法について紹介、導入を支援する。
4.設備的に可能であれば、茎頂培養によるウィルスフリー株の作出方法を紹介、導入を支援する(現状では実体顕微鏡がない)。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

圃場、温室、クリーンベンチ、オートクレーブ、ガラス器具、薬品類等必要最小限のものはそろっている。生物顕微鏡はあるが、実体顕微鏡はない。

4)配属先同僚及び活動対象者

副センター長(男性/30代/修士)
組織培養担当4名(男性2名、女性2名/30代/修士)

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)農学 備考:専門知識が必要なため

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

センターは、ロンスエン市中心部から車で約30分の郊外に位置する。