要請番号(JL02717A09)
募集終了
2代目
・2017/4 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
カントー中央総合病院
3)任地( カントー市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.2 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カントー中央総合病院は、ベトナム南部のメコンデルタ地方最大の都市に位置する保健省直轄の総合病院である。古くからある病院を元に1975年に設立、2007年に改築された。内科、外科のほか、救急科、耳鼻咽喉科、口腔歯科、眼科等の18診療科を持ち、医師約330名、看護師約550名、技師約75名、病床900床、年間外来患者総数は約37万名、入院患者約4万7千名。配属されるリハビリテーション科は、医師1名、技師16名、1日あたり外来患者40-50名、入院患者約40名の治療を行う。年間約60名の実習生を受け入れている。2016年より理学療法士JVが派遣されており、その活動が高く評価されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
リハビリテーション科では、2016年から理学療法士JVにより、同僚技師や医師等に対し、理学療法の理論的な基礎知識の向上と治療バリエーションの発展が進められてきた。現在、新たな分野として作業療法への関心が高まっており患者の需要も見込まれる。しかしながらベトナムには作業療法士の資格制度や教育機関はなく、優秀な人材の確保が難しい状況である。他の病院を見学したスタッフが作業療法道具の導入を試みたが、知識・技術共に乏しいため効果的な訓練は行えていない現状である。JVには、患者への作業療法を通して、同僚の基礎知識・技術の伝達を図り、同科の作業療法サービスの充実を実現させることが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先スタッフの一員として以下の活動を実施し、リハビリテーションの質の向上を目指す。
1.主に整形外科疾患や脳血管障害の患者に対し作業療法を実施する。
2.日々の患者への訓練を通して同僚と意見を交換し、同僚の知識・技術向上を図る。
3.語学力が向上した後、同僚のニーズに即した勉強会等を企画実施し、能力向上に貢献する活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
作業療法机、椅子、訓練道具(ボール、レゴ、色選択ボード、コップ、輪投げ、スプーン等)
※作業療法室はないため理学療法室内での治療となる。
4)配属先同僚及び活動対象者
科長(男性/40代/大卒/医師/理学療法経験5年)
技師長C/P(女性/40代/大卒/理学療法経験22年)
技師C/P(女性/30代/大卒/理学療法経験5年)
その他技師14名(男性4名・女性10名/20-50代)
治療対象者:整形外科疾患、脳血管障害等
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:応用力が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
作業療法士としての派遣は初代となるが、前任者である理学療法士JVもリハビリテーションの質の向上に取組んできたため交替2代目派遣とする。