2017年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02717A11)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/4 ・2018/1
ADL訓練室 上肢訓練道具 病院入口

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ホーチミン市人民委員会

2)配属機関名(日本語)

ホーチミン市リハビリテーション及び職業病治療病院

3)任地( ホーチミン市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1977年に設立された療養所を前身とし2015年に現在の名称に変更された。総合内科、脳神経科、脊髄損傷科、職業病治療科、リハビリテーション科等14の診療科と総務室等の7つの管理室で構成される。病床数は400床、入院患者延日数15万日、外来患者延日数17万日。医師50名、準医師10名、看護師150名、技師50名を含め総職員数約360名が所属する。南部トップレベルのリハビリテーション専門病院であるため、南部メコンデルタ地域にある病院やホーチミン市内の総合病院を訓練する役割も持つ。NGO支援により2007年まで脊髄損傷科、2016-2020年まで脳神経科にベルギー人専門家が派遣されている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベトナムでは医療技術の発展に伴いリハビリテーションの重要性が認識されてきており、作業療法への関心が高まっている。同病院の脊髄損傷科や脳神経科では、これまでベルギー人医師が支援を行ってきたが、JVが配属されるリハビリテーション科への支援はない。同科には医師3名、技師30名が所属し、うち半数の技師は、準医師から半年程度の実習を経て技師となっておりリハビリテーションの専門知識は乏しい。1日あたり入院患者約280名と外来患者約160名が、主にマッサージや関節可動域練習、器具を使用した運動療法等、1日平均2種類の治療を受けている。施設の環境整備はされているものの、スタッフの知識や技術は不足している現状であり、現在は治療の一つとして簡単な上肢の練習を行っている。
今後、作業療法チームの立ち上げを目指しており、技師達と同じ目線で患者を診ながらリハビリの技術を伝えられるJVの協力が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先スタッフの一員として以下の活動を実施し、作業療法に重点を置きながらリハビリテーション全般の質の向上に協力する。
1.主に脳卒中患者に対して、同僚と共に作業療法(ADL訓練やアクティビティ含む)を実施する。
2.技師4名に作業療法の指導を行いながら作業療法チーム立ち上げを支援する。
3.科内で勉強会や症例検討会を企画し、同僚の作業療法についての知識・技術の向上を図る。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ADL訓練室(キッチン、トイレ、洗面所、浴槽)、砂場、滑車運動器、平行棒、自転車、昇降台、車椅子、バランスボール、低床ベッド、杖、作業療法机、積木、ペグボード、マット、三角マット、ボール、輪投げ、箸等

4)配属先同僚及び活動対象者

リハ科長(男性/60代/医師/経験30年)
技師長(女性/40代/技師/大卒/経験17年)
作業療法チーム同僚4名(女性3名・男性1名/20-30代/技師/専門卒/理学療法経験2-14年)
対象患者:脳血管障害等の高齢者

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:支援・助言を期待するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は院内の宿舎が提供される予定である。