要請番号(JL02717A13)
募集終了
・2017/4 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ハイフォン市人民委員会
2)配属機関名(日本語)
ハイフォンリハビリテーション病院
3)任地( ハイフォン市ドーソン区 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
人口200万人の大都市ハイフォン市から約20㎞離れた小規模な町の海岸の岬に位置した病院である。1954年設立の政府幹部用療養施設が、1998年に現在のリハビリテーション専門病院へ改変され、市民のためのリハビリテーション施設となった。診察室、物理療法室、運動作業室、東洋医学室、検査室、栄養室の6室に分かれ、医師6名、準医師10名、看護師及び技師33名、総職員約60名が所属する。病床数150床、年間入院患者約1500名、平均入院期間25日程度。回復期の患者のみを受入れており、多くが脳血管障害や交通事故等による脊髄損傷で運動機能や感覚機能の障害のある高齢者である。これまで他の国の支援はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベトナムでリハビリテーションを担う技師は、専門学校や大学等で理学療法を専攻した技師と、看護師や準医師が首都の大病院等の高次医療機関で3-6カ月の実習を受けた技師との二者に分かれる。同病院の技師は全て後者にあてはまる。施設の前身が療養施設であるという背景から、高齢者の介護を専門とする看護師や準医師達が実習を受けた後、技師として働いており、理論的に理学療法を学んだ経験はない。2013年から運動療法が開始されたものの、平均年齢20-30代の若い技師達であり、経験が浅いために各患者に応じた治療の実現が難しい現状である。
JVには、患者への直接的な運動療法や関節可動域訓練、及び、ベッドから車椅子への移動や椅子に座る、服を着る等の簡単なADL(日常生活活動)練習の実施に加え、同僚へ正しい知識・技術を習得させ、同病院全体のリハビリテーションの質を向上させることが求められる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先スタッフの一員として以下の活動を実施し、リハビリテーションの質の向上を目指す。
1.回復期の高齢患者に対し、運動療法やADL練習の実施。
2.日々の訓練を通して同僚と意見交換し、同僚の知識技術の向上を図る。
3.語学力が向上した後、同僚のニーズに即した勉強会等を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
平行棒、訓練用階段、滑車運動器、エルゴメーター、肋木、足こぎ車椅子、起立用斜面台、低床ベッド、ボール、ペグボード、電気治療器具等
4)配属先同僚及び活動対象者
院長(男性/40代/修士/医師)
技師長(男性/30代/専門学校卒/看護師兼技師/理学療法経験2年)
同僚スタッフ(男性4名・女性2名/20-30代/専門学校卒/看護師兼技師/経験3ヶ月-8年)
治療対象者:整形外科疾患、脊髄損傷、脳血管障害(多い順)
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:支援・助言を期待するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は院内の宿舎が提供される予定である。
市街地ではなく地方の町での活動である。