2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02717B16)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/2
作業療法・理学療法スペース 生活訓練 屋外リハビリスペース

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

労働傷病兵社会省

2)配属機関名(日本語)

トゥイアン障害者リハビリテーションセンター

3)任地( ハノイ市バビ郡 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同センターは、労働傷病兵社会省直轄の施設として1976年に設立された。医師6名、看護師11名、技師10名、教員26名を含む総職員数94名。年間予算63万ドル。北部の貧困家庭の障害児・者に対し、身体機能の検査や向上を図るためのリハビリテーション、特別支援教育や職業訓練といった自立活動支援を実施している。主な利用者年齢は、6-16歳、約240名の利用者のうち8割が入所、残りの利用者は通所している。海外の援助団体やベトナム国内の大学生が短期ボランティアとして派遣されてくることも多い。2014年から現在まで2代の障害児・者支援の青年海外協力隊(JV)が活動し、初代作業療法士JVは、2018年9月まで活動予定である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

センターは、リハビリテーションの質を向上させるため2010年より作業療法を開始した。現在は、上肢下肢の簡単な微細運動や食事や歯磨きといったグループでの日常生活活動練習を行っている。作業療法を専門に学んだスタッフはいないため、外国人ボランティアからの助言や書物で学んでいる状況である。初代JVは、直接的な治療実施に加え、自助具作成や作業療法室の環境整備を行うと同時に、評価方法や認知行動療法の紹介など、スタッフへの知識共有を計画・実施中である。引き続き更なる支援が求められ、本要請が出された。またスタッフは発達障害児への支援に困難を感じているため発達障害領域への支援も求められている。作業療法室での治療だけではなく、自閉症部や特別支援部、職業訓練部との連携も図り、学習や遊び、日常生活全般に関わり、現実的かつ具体的な改善策を配属先スタッフとともに考えていくことが期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

以下の活動を配属先の一員として同僚とともに実施し、リハビリテーション全般の質の向上に協力する。
1.障害児・者に作業療法を実施するとともに、同僚の知識、技術の向上に協力する。
2.リハビリ室以外においても、特別支援教育部や自閉症部などで学習や遊びに関わり支援する。
3.所内での活動全般について、問題点を把握しその原因を理解した上で、実行可能な提案と実践を行う。
4.センター内イベント行事に積極的に参加し、可能な範囲で支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業療法室、理学療法室、農場、各種遊具

4)配属先同僚及び活動対象者

リハビリ部長(医師/男性/40代/修士)
リハビリ部スタッフ20名(医師3名、準医師7名、看護師8名、技師2名)
作業療法スタッフ(女性/30代/専門卒/作業療法経験3年)
※その他技師も治療の一部に作業療法を実施している。
対象者:年齢6-16歳、多い障害:身体障害、発達障害(自閉症等)

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:理論的説明が必要なため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく実践力を要する

[参考情報]:

 ・身体障害または発達障害児への経験3年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

施設内の住居が提供される。(入所者も住むエリアである)