【配属機関概要】

3）任地（ クアンチ省ドンハ市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1973年に設立されたクアンチ最大の総合病院。病床数500床、医師76名、看護師133名で省内及び近隣省の人々を対象に医療サービスを提供している。国際NGOのHumanity Inclusion がUSAIDの資金で病棟建設援助や設備設置、またリハビリテーション(理学、作業)研修を実施し人材育成を行っている。近隣省のフエリハビリテーション病院にも同NGOの同様支援があり、2019年3月から理学療法士JVを派遣予定。本院派遣のJVとも緩やかな連携活動が期待される。2005年から4代にわたり救命救急ICU科およびNICU科で看護師JV4名を受入、JICA海外協力隊の功績が残されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

任国における医療リハビリテーションは新しい分野で、各療法サービスの提供が需要に追い付いていない状況下にある。国際NGO等が20年以上、任国保健省との協働事業を実施してきており、主に東洋医学技師への理学療法、作業療法、言語療法の短期研修を企画・実施してきている。しかし、短期研修は最大で6か月間のみであり、これら研修終了後の長期的フォロー、更なる研鑽指導ができる人材の不足が課題の一つとなっている。JICAは2011年頃から本医療リハビリテーション分野へのボランティア派遣を戦略的に開始し、各地でその優位性と堅調な効果、実績を上げてきていることから、国際NGOとの緩やかな連携を実施し、任国の医療従事者の質の向上に貢献することが求められている。配属先傘下の郡病院やリハビリテーション病院への支援も必要に応じて求められる。理学療法士JVも、2020年度に派遣予定。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の一員として以下の活動をC/Pと実施し、りハビリテーション全般の質の向上に協力する。
1.主に脳血管障害や脊髄損傷患者に対し、同僚と共に作業療法を実施する。
2.日々の臨床場面を通して、上肢/手指機能にかかる訓練手技種類を増やす等、同僚の知識と技術の向上を図る。
3.医療事情・技術レベルを把握した後、現地で実用可能な形の評価表を作成し、評価の導入と定着を推進する。
4.語学力が向上した活動後半においては、ニーズに即した勉強会を実施することも期待されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業療法用机、肩腕挙上梯子、上肢交互運動器

4）配属先同僚及び活動対象者

リハビリテーション科
総職員 9名(医師2名、技師5 名、研修医2名)
科長(男性/50代/修士/医師/リハビリ経験15 年以上)
研修医2名(男性/20代と40代/リハビリテーション経験2年)
技師5名(男性3名、女性2名、30代～50代/短大・専門、大卒/リハ経験10年～30年)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居はホームステイになる可能性が高い。