【配属機関概要】

3）任地（ クアンナム省ダイロ町 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

2001年に設立。7つの山間地域に対応する総合病院で対象人口は30万人。入院患者数750-800名、外来患者は1日平均1100-1200名と患者数が多い。医師 167名、看護師272名、技師94名、総職員数は757名である。平均入院患者は 220名、外来患者数は1日150名程度。地域住民の総合的な医療サービスを提供している。リハビリテーション・東洋医学科は設立されて10年程度で、8名の医師、30名の技師、5名の看護師が配属されている。KOICAから言語聴覚療法部門に対する支援が行われている。年間予算は7,725千USドル。

【要請概要】

1）要請理由・背景

任国における医療リハビリテーションは新しい分野で、各療法サービスの提供が需要に追い付いていない状況下にある。国際NGO等が20年以上、任国保健省との協働事業を実施してきており、主に東洋医学技師への理学療法、作業療法、言語療法の短期研修を企画・実施してきている。しかし、短期研修は最大で6か月間のみであり、これら研修終了後の長期的フォロー、更なる研鑽指導ができる人材の不足が課題の一つとなっている。JICAは2011年頃から本医療リハビリテーション分野へのボランティア派遣を戦略的に開始し、各地でその優位性と堅調な効果、実績を上げてきていることから、国際NGOとの緩やかな連携を実施し、任国の医療従事者の質の向上に貢献することが求められている。配はダナン市で開催されたリハビリテーション研修に参加し、JICA海外協力隊の派遣を推奨された経緯があり、海外協力隊に対する期待が高い。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の一員として以下の活動をC/Pと実施し、リハビリテーション全般の質の向上に協力する。
1.主に脳血管障害や脊髄損傷患者に対し、同僚と共に作業療法を実施する。
2.日々の臨床場面を通して、上肢/手指機能にかかる訓練手技種類を増やす等、同僚の知識と技術の向上を図る。
3.医療事情・技術レベルを把握した後、現地で実用可能な形の評価表を作成し、評価の導入と定着を推進する。
4.語学力が向上した活動後半においては、ニーズに即した勉強会を実施することも期待されている。
5.可能な範囲で同職種ボランティアや近隣地ボランティアとの勉強会やイベント開催に協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業療法用机、肩腕挙上梯子、上肢交互運動器等

4）配属先同僚及び活動対象者

リハビリテーション科
総職員47名(医師6名、看護師及び技師41 名
科長( 男性/ 50代/医師リハビリテーション経験10年以上)
作業療法を担当するPT1名(女性/20代/短大卒/作業療法研修3か月間受講)
作業療法を担当する看護師1名(女性/20代/短大卒/作業療法研修3か月間受講)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

配属先のゲストハウス(住居)が提供される予定。