要請番号(JL02719B25)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ソンラ省人民委員会
2)配属機関名(日本語)
モクチャウ郡総合病院
3)任地( ソンラ省モクチャウ町 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
モクチャウ郡総合病院は、1965年に設立され、病床396床、内科、外科、ICU科等19の診療科に、医師42名、看護師91名、総職員168名が所属し、年間入院患者1万4千名、外来患者数4万名を受け入れている。国内で貧しい地域とされる北西部山岳地域には、多くの少数民族が生活しており、患者の半数近くが少数民族である。診療治療に加え、臨床研究や予防医療、年90名程度の実習生受け入れも行っている。JICA北西部省医療サービス強化プロジェクトにて、2017年まで技術協力対象病院となっていた。2017年10月から理学療法士JVを受け入れている。過去に米国NGOから物品支援を受けたことがある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
東洋医学リハビリ科では、1日約30名の患者に対し、主に漢方や鍼灸を中心とした治療を実施している。病院は運動療法の理学療法サービスの提供をめざし、これまで医師2名と准医師7名を、他の総合病院へ3か月間派遣し理学療法を学ばせてきた。2015年から物理療法を中心とした理学療法を開始したものの、技師等の知識や技術は不十分で、器具を用いた温熱治療、電気刺激治療、簡単なマッサージ実施にとどまっていた。患者の多くは遠方からの通院や介助要員(通常家族)の不足などで早期リハビリが実施できず、多くの患者が廃用性症候群などの二次的障害を併発している。初代JVは同僚に理学療法の理論と手法を一から教授し、配属先では理学療法の必要性と理解が深まってきている。運動療法室整備、理学療法化の確立などにも尽力し、同僚への指導とリハビリテーションの質の向上が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の一員として以下の活動を実施し、運動療法に重点を置きながらリハビリテーション全般の質の向上に協力する。
①成人患者に対し、基本動作の指導や運動療法を実施する。
②患者への日々の臨床を通し、同僚の運動療法に関する技術向上を目指す。
③評価の意義について同僚から理解を得た後、現地で実用可能な評価表案を作成する。
④同僚に正しい評価、評価に基づいた訓練、再評価というサイクルを定着させる。
⑤可能な範囲で同職種ボランティアや近隣地ボランティアとの勉強会やイベント開催等に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
エルゴメーター、練習用階段、肋木、ペグボード、上肢交互運動器、平行棒、運動療法室、車椅子、物理療法機器
4)配属先同僚及び活動対象者
科長(医師/男性/50代/大卒)
医師2名(男女/20代・30代/大卒)
準医師・看護師7名(男女/20~30代/専門学校卒/理学療法経験数ヶ月)
*上記7名が首都の病院にて3ヶ月の研修を受講済み。
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:現場での経験実績が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
同僚宅のホームステイが想定されている。