【配属機関概要】

3）任地（ オルホン県エルデネト ） JICA事務所の所在地（ ウランバートル ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1985年設立、年間予算1,600万円程度。同園は「遊びを通じて考える力を伸ばす」教育の実践を目標に掲げている。園長、指導法アドバイザー各1名、教師6名、アシスタント教師6名、その他職員13名の合計27名が勤務する。管轄地域の2～5歳児、200名程度を受け入れており、1クラスの園児数は30名程度。2011年に本邦外務省の草の根無償資金協力で同園の一部改修工事が実施された。現在、幼児教育JV1名(2017年7月任期終了予定)が活動中であり、活動後期は他園への巡回活動の実施を進める予定。

【要請概要】

1）要請理由・背景

オルホン県は教育局の実務者レベル(就学前教育担当者)、現場レベル(幼稚園教諭)ともに地域全体での教育の質の向上に取り組んでいる地域である。同園は「遊びを通じて考える力を伸ばす教育」を目標にしているが、現場の教師は経験不足で、上述の指導法の定着が難しかった。しかしながら、現在活動中の幼稚園教諭の赴任後は、身近な素材を使った幼児用教材の作成、指導計画や園児の成長記録の作成等を日本の指導法により技術移転を開始し、園内では定着しつつあり、後半の活動として他園への巡回指導を始めている。今回の要請では、2代目として前任の巡回活動を引き継ぎ、地域全体に指導法を広める活動がメインとなる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 2～5歳児のクラスで音楽や図画工作を取り入れた授業をする。(授業は平均1日2コマ、40分/1コマ)
2. 身近な物で簡単に作れる幼児用教材を普及する。
3. 園児の発達に合わせた指導プログラム策定について助言する。
4. 保護者や他園の幼稚園教諭向けに勉強会や運動会等のイベントを企画・実施し、地域全体の指導力の向上をめざす。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ステレオプレーヤー、複合機(カラープリンター)、PC、カメラ、プロジェクター、スクリーン、黒板、ビデオカメラ(以上、共有)

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:指導法アドバイザー(経験20年、女性、40代)
幼稚園教諭6名、アシスタント教諭6名(女性、30～40代)
活動対象者
第9幼稚園園児:2～5歳、約200名
第9幼稚園保護者:約360名
(勉強会は同地域にある5つの幼稚園教諭約15名が対象)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】