要請番号(JL04517B07)
募集終了
3代目
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ドルノド県保健局
3)任地( ドルノド県チョイバルサン ) JICA事務所の所在地( ウランバートル )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同局は1997年設立でドルノド県の保健、医療政策の調整、実施を担う機関。職員40名、年間予算は約8,900万円。県内唯一の二次受入れ機能を持つ総合病院と家庭病院と称される一次受入れ機能病院や遠隔地にある診療所をつなぐ役割を担っている。同局は、地方の保健医療レベルの向上、及び障害者の社会復帰、社会参画を重点課題に挙げており、障害者の社会的自立を支援している。過去に、理学療法士の青年海外協力隊(JV)(平成25年度1次隊)、作業療法士JV(平成26年度4次隊)が活動し、リハビリテーションの土台を築いており、現在、2代目理学療法士のJV(2018年7月任期終了予定)が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国の入院システムでは入院期間が10日間と短い。交通の便の悪さから県庁所在地にある総合病院へは、退院後の患者の通院回数が極端に少なくなり、リハビリ回数は非常に限られている。退院後、地方の患者は近くの診療所等への通院が一般的になるが、地方には専門的知識を持つ人材がいない。2016年に初めてモンゴル人理学療法士が同病院で雇用されたが、実際にリハビリを行うスタッフは同県には総合病院勤務の3名のみであり、人材不足の状態である。この様な状況下で、2代目JVが患者の運動機能回復のため、患者への直接指導と医療従事者を対象に理学療法の基礎的指導の普及にあたっており、総合病院においてリハビリ普及の為の土台が築かれつつある。今後はその土台から更に踏み出し、未だリハビリが浸透していない地域への普及にもC/Pと共に取り組むことが期待され、後任JVの要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
患者とその家族、医療従事者を対象にリハビリを普及させるため、以下の活動を行う。
1. 県の総合病院でリハビリと退院後のホームリハビリの指導をリハビリ科の同僚と協働で行う。
2. 家庭病院(一次受入れ機能病院)と地方の診療所でリハビリ、及びホームリハビリの指導を行う。
3. 地域の医療関係者を対象にリハビリについての研修を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
総合病院:リハビリ室、 保健局及び一次受入れ病院: PT用の特別な医療機器は無い。
4)配属先同僚及び活動対象者
C/P: 保健局勤務(女性40代、実務経験24年)
総合病院勤務(男性20代、運動療法士)
総合病院勤務(女性20代、理学療法士)
活動対象者
地域の医療従事者約50名
患者(6-7名/日で、脳血管疾患(50~60代)、整形外科疾患(各年代)等が多い)
5)活動使用言語
モンゴル語
6)生活使用言語
モンゴル語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
当国では保健医療系ボランティアの分科会が定期的にセミナーを実施しており、同会での連携活動も期待される。