【配属機関概要】

3）任地（ ウランバートル ） JICA事務所の所在地（ ウランバートル ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1956年設立、脳血管疾患、心疾患治療の中核を担う三次医療機関で、リハビリテーション科は1958年設立。病床450床、職員751名の内、医師166名、看護師293名。同国では脳卒中、心疾患の患者が増加傾向にあり、国内の殆どの脳外科手術と心臓外科手術を同病院が担っており、術後のリハビリに重点を置いている。WHOが同病院の敷地内に脳外科、心臓外科専門の集中治療センターを建設し、リハビリ機材も供与している。過去に理学療法士(PT)3名の他4名の青年海外協力隊(JV)が派遣され、現在4代目PTのJV1名が活動中(2019年1月終了予定)。2018年10月に作業療法士のJVが着任予定。

【要請概要】

1）要請理由・背景

活動中のPTのJVは主に脳卒中、心疾患、整形疾患の患者に対し、個々の患者に合った評価及び治療について、同僚への現場指導や勉強会を通じて助言をしている。また、昨年から開始された透析リハビリに医師と共に取り組んでいる。このような歴代のJVの活動により、同僚の技術は着実に向上しつつある。一方、同院では2016年に心臓リハビリテーション室が整備され、心臓リハビリテーションプログラムを開始し、今後心不全や心臓手術後の患者に対するリハビリの強化を図る方針であるが、同分野の経験が浅く、知識が十分ではないことから、後任要請に至った。同国では入院期間が10日間と限定されており、その環境の中で、ボランティアにはリスク管理、患者の状態の観察についての指導が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 心疾患、脳血管疾患、整形疾患の患者へのリハビリを同僚とともに行う。
2. 同僚PTに対し、勉強会やセミナーを通じて理学療法技術の向上を図る。
3. 退院後の患者が継続してリハビリができるよう、自宅での訓練を患者とその家族に指導、助言する。

※患者の主な疾患:心疾患(狭心症、心筋梗塞など)、脳血管疾患、整形疾患
患者の主な年代:40代～60代

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

トレッドミル、エルゴメータ、Body weight support system、低周波治療器、血圧計等

4）配属先同僚及び活動対象者

科長(医師、女性、40代)
医師6名
PT7名(経験2～5年、養成校卒業6名、看護師1名)
※うち1名がC/P(男性、20代、経験1年)
作業療法士2名(経験3～5年)
看護師7名、運動療法士1名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・心臓リハビリテーションの経験(2年以上)

【地域概況】

【特記事項】

医療系職種のボランティア間で運営されている医療分科会にも参画し連携活動を実施することも期待されている。