【配属機関概要】

3）任地（ ドンドゴビ県マンダラゴビ市 ） JICA事務所の所在地（ ウランバートル ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ バス で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1942年に設立された同局は、ドンドゴビ県の教育を管轄する中枢機関。国立の9年制学校(小・中校)11校、及び12年制学校(小・中・高一貫校)8校、幼稚園22園のほか、博物館、図書館、劇場を管理する。年間予算は約1,200万円。同局は、国の教育政策を県内の管轄機関に伝達する役割を担っており、専門的な見地からの助言・支援、及び活動のモニタリングや評価を実施している。また、教師の能力向上を目的とするセミナーを適宜、開催している。現在初代理科教育青年海外協力隊(JV)が活動中(2019年6月終了予定)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では、従来の暗記中心の教育が見直され、子どもの考える力を伸ばす、子ども中心の授業の導入が推進されている。理科教育においては、シンプルでわかり易い事例や実験を取り入れた授業により、子どもが科学に関心を持ち、将来の技術者育成につなげることを目指している。一方で、学校現場ではこれまでの教え込みの授業から抜け出せないことが課題である。このようなことから、現在活動中のJVは、教員対象の勉強会で、実験・観察を取り入れた授業展開を紹介し、また実際の授業での指導を行っている。引き続き、現地教員による実験書作成に対する助言と授業支援を中心とした同JVの活動を引継ぎ、現地への定着を目指すため、後任の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 管轄する学校を巡回し教員と一緒に生徒へ授業を行い、また、教員に対し理科実験を取り入れた授業に関しての助言、支援を行う。
2. 県内の教員を対象として、指導計画に沿ったシンプルで取り入れやすい実験に関する授業研究会を企画、実践する。
3. 身近な物を使った理科実験器具や教材作成のアイデアを提供する。

*巡回先、受け持つ学年や授業のコマ数は、赴任後、配属先とJV間で話し合い決定する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教育・文化局:パソコン、プリンタ、コピー機 巡回先学校:ビーカー、フラスコ、アルコールランプ等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚
同僚18名(20～50代、その内の11名が各科目専門家、実務経験10～20年)
C/P 物理・数学担当専門家(女性、30代、経験14年)、他化学担当者1名
県内理科教員 100名
市内学校5校

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】