【配属機関概要】

3）任地（ ダルハン・オール県ダルハン市 ） JICA事務所の所在地（ ウランバートル市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 鉄道 で 約 7.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1972年設立。モンゴル第2の地方都市ダルハン・オールに位置する県の中核保健医療施設。病床数352床、リハビリテーション科、内科、外科、外傷、産科等18科を設置。救急外来(外傷、外科)も行っている。年間の外来患者数約7万2千名。職員515名(内、医師84名、看護師286名)、年間予算は約5億円。1985年にJICAの支援で医療機器が整備されたほか、WHOの支援でリハビリテーション科に訓練用具(歩行訓練用階段など)が整備された。また、看護師のJICA海外協力隊が3代派遣され、3代目が現在活動中(2020年1月活動終了予定)である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

モンゴルは脳疾患を起因とした身体障害者や外傷後遺症により運動機能が低下した患者が多く、リハビリテーションに対するニーズが高い。しかしながら、同国では、資格を持った理学療法士が2011年6月に、作業療法士が2018年6月に新たに輩出されたばかりであり、リハビリの専門知識を持つ医療従事者が未だ少ない。そのため、短期間の理学療法研修を受けた看護師がリハビリを実施しており、リハビリ関係者の知識と技術の向上が喫緊の課題となっている。同病院でも、前述のような看護師2名(以下、同僚)が運動療法を中心とした理学療法を実施しているが、理学療法の専門知識及び技術が不足している。このような背景から、協働による同僚の知識と技術の向上を目的として、隊員派遣の要請が出された。なお、同病院は、3代に及ぶ看護師隊員派遣により看護知識や技術が向上したことから、同様の効果を理学療法士隊員の派遣にも期待をしている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 同僚とともに理学療法が必要な患者に対し、理学療法を行う。
2. 同僚とともに患者の評価などを実施し、同僚に対し、指導・助言する。
3. 各科の看護師を対象にリハビリに関する勉強会を開く。
4. 地域の医療従事者に対し、セミナーや地域巡回を通して、理学療法を含むリハビリの重要性を紹介する。
※具体的な業務分担については、赴任後にリハビリ科医師と同僚と相談して決定する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、PC,机、いす、インターネットアクセス(有線)等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
リハビリ科科長(女性、50代、医師、経験30年)
理学療法を実施している看護師(女性、30代、理学療法経験6年)
理学療法を実施している看護師(男性、20代、理学療法経験2年)
活動対象者:
同僚、理学療法が必要な外来患者・入院患者、地域の医療従事者

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

http://emneleg.smartdarkhan.com
保健医療福祉職種隊員の分科会での連携活動も期待される。